FJネクストは3月10日、「令和時代の引っ越し事情」に関する調査結果を発表した。調査は1月31日~2月2日、首都圏 (東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)在住かつ引っ越し経験のある20代~30代の単身生活者400名(性年代均等割付)を対象にインターネットで行われた。

  • 部屋を決めるまでに、実際に何部屋を見ますか?

    部屋を決めるまでに、実際に何部屋を見ますか?

はじめに、部屋を決めるまでの過程について調べたところ、部屋探しで訪ねる不動産業者の数は、「1社」(33.8%)や「2社」(29.5%)という人が多く、約6割を占める結果に。また、「実際に何部屋を見ますか?」という質問に対しては、「3部屋」(33.3%)が最も多く、次いで「5部屋」(16.8%)、「4部屋」(13.3%)と続き、平均値は3.54部屋だった。

部屋を決める際に重視するポイントについては、「家賃」(85.3%)が断トツのトップに。次点は「駅からの距離」(47.5%)で、「部屋の広さ」(44.0%)や「部屋の設備」(42.3%)を上回った。男女別にみると、男性は「部屋の広さ」(49.0%)や「部屋の設備」(44.5%)といった部屋そのものを重視するのに対して、女性は「駅からの距離」(54.0%)や「セキュリティ」(25.0%)などで男性を10pt以上も上回るなど、立地や環境面にも気を配る傾向が見受けられた。

  • 引っ越し業者を選ぶ基準

    引っ越し業者を選ぶ基準

続いて、引っ越しについてアンケートを実施した。その結果、引っ越し作業については、「全て業者に依頼」が50.0%、「業者に依頼したこともあるし自分で行ったこともある」が31.5%、「全て自分で行った」が18.5%という結果に。一度でも自力で引っ越しをした経験のある人が全体の半数を占め、その割合は女性でも47.0%と意外に多いことがわかった。

引っ越し業者を選ぶ基準は、「価格」(91.4%)が圧倒的多数となり、次いで「作業の丁寧さ」(32.5%)、「知名度、ブランド」(29.4%)、「スタッフの対応」27.9%と続いた。男女別では、男性は「作業スピード」(25.5%)が女性に比べ高く、一方、女性は「価格」(92.9%)や「作業の丁寧さ」(34.9%)、「知名度・ブランド」(31.4%)、「スタッフの対応」(31.4%)など、幅広い基準で評価していることがわかった。

  • 実際にかかった引っ越し費用

    実際にかかった引っ越し費用

次に、実際にかかった引っ越し費用について教えてもらったところ、「3万円以下」(29.1%)、「5万円」(20.2%)、「4万円」(19.9%)と、およそ7割が「5万円以下」という結果に。その平均金額は「4万8,691円」(会社や親が負担したため「0円」という人を除く)となった。なお、見積もりを取った引っ越し業者の数は「3社」(32.8%)が最も多く、以下「2社」(27.0%)、「1社」(20.9%)と続いた。