Great Place to Work Institute Japan(GPTWジャパン)は3月6日、2020年版日本における「働きがいのある会社」女性ランキングを発表した。産休・育休や時短勤務といった制度の整備だけでなく、「働く人が相互に配慮・サポートし合う風土を醸成できている」(GPTWジャパン)企業が上位に入る結果となった。

  • 「働きがいのある会社」女性ランキング発表 - 決め手は休暇の取りやすさではなく……?

大規模部門の1位「アメリカン・エキスプレス」

同ランキングは今年で4回目。今回は、2月26日に発表した「働きがいのある会社」ランキングでベストカンパニーに選ばれた155社の中から、特に女性にとって働きがいがあると評価された企業を、大中小各部門より上位5社選出した。

大規模部門(1,000人以上)では、昨年2位の「アメリカン・エキスプレス」(クレジット・カード等の金融事業など)が1位を獲得。以下、2位「ディスコ」(精密加工装置の製造・販売)、3位「レバレジーズグループ」(人材関連、M&Aコンサルティング)、4位「パーソルキャリア」(求人メディアの運営など)、5位「エイチーム」(IT企業)と続いた。

  • 2020年版日本における「働きがいのある会社」女性ランキング

中規模部門(100~999人)では、昨年2位の「サイボウズ」(グループウェアの開発、販売、運用)が1位にランクアップ。次いで、2位「コンカー」(クラウドサービス事業)、3位「グロービス」(人材育成・組織開発、ベンチャー企業などへの投資)、4位「FCE Holdings」(企業研修事業、RPA事業など)、5位「武蔵コーポレーション」(資産運用コンサルティング)となった。

小規模部門(25~99人)では、昨年2位の「アンジェラックス」(エステティックサロン・スパ運営)が1位に輝いた。以下、2位「現場サポート」(建設業向けクラウドサービスの企画・開発・販売・サポート)、3位「難病の子どもとその家族へ夢を」(難病を患う子どもと家族の応援を通した全ての人のQOH向上事業)、4位「あつまる」(集客プラットフォーム事業)、5位「ビザスク」(知見シェアプラットフォーム「ビザスク」運営など)と続いた。

同社によれば、女性の働きがいを分けたのは、「仕事を楽しみにすること」「一体感」「採用の納得感」があるかどうかなど。休暇の取りやすさなど、働きやすさについては差が小さかった。