歌手・俳優の木村拓哉が主演したフジテレビ開局60周年記念特別企画ドラマ『教場』(1月4・5日放送)が、ギャラクシー賞のテレビ部門1月度月間賞を受賞した。

  • 『教場』に出演した大島優子

警察学校を舞台にした大ヒットミステリーを初映像化した同作。同賞では「50がらみ、白髪、隻眼の冷徹なカリスマ教官。多くの俳優がやりたかったであろうこの役を47歳木村拓哉が抜群の緊張感で生き生きと立ち上げた。鬼指導で覚醒していく若者たちの青春群像劇も見応えがあり、絶対服従、連帯責任の描写で今の時代に一石を投じた覚悟も上等」と講評した。

ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が1963年に創設した、優秀番組・個人・団体を顕彰するもの。1月度はほかにも、『スペシャルドラマ「ストレンジャー~上海の芥川龍之介~」』(NHK、12月30日放送)、『NHKスペシャル「認知症の第一人者が認知症になった」』(NHK、1月11日放送)、『テレメンタリー2020「還暦で歩む医師の道」』(青森朝日放送、1月26日放送)が受賞している。