俳優の長谷川博己が主演を務めるNHK大河ドラマ『麒麟がくる』(毎週日曜20:00~)の第5回「伊平次を探せ」が、きょう16日に放送される。今回、ついに向井理演じる将軍・足利義輝が登場。義輝の護衛を務める細川藤孝(眞島秀和)と明智光秀(長谷川博己)の出会いのシーンも描かれる。この回を演出した藤並英樹氏に、初登場の向井や眞島の魅力を聞いた。

  • 『麒麟がくる』

    『麒麟がくる』足利義輝役の向井理

第5回で、斎藤道三(本木雅弘)の命を受けた光秀は、鉄砲の作り方だけではなく、なぜ将軍家が鉄砲を大量に必要としているのかを探るべく、再び京へ。腕利きの鉄砲鍛冶・伊平次(玉置玲央)がいるという情報を得て本能寺へやってきた光秀は、将軍・足利義輝の護衛でやってきた三淵藤英(谷原章介)や松永久秀(吉田鋼太郎)と再会する。

向井といえば、大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』で演じた江戸幕府の2代将軍・徳川秀忠役も記憶に新しいが、今作で演じる義輝役について、藤並氏は「とにかくかっこいい」と惚れ惚れした様子。「足利義輝は光秀のアイドルで、武士の棟梁として尊敬している人です。話では聞いていたけど、今回初めて会ったわけです。現場での向井さんは神々しかったですね。佇まいも含めてカッコいいなと思いながら撮影していました」と絶賛する。

同じく今回初登場である細川藤孝役の眞島秀和については、その剣さばきを称賛。「眞島さんは、鹿島の太刀をまみえるシーンがとても上手でした。すごく練習もしてくださいましたが、構えがきれいで剣の達人っぽく見えます」

また、「細川藤孝は、光秀と同じく文化人的な人で、賢くて教養もあります。眞島さんからもそういう雰囲気がにじみ出ていて、女性のみならず、男性が見ても素敵な人」と語り、「5回には素敵な男子がたくさん出てきます」とアピールする。

制作統括の落合将チーフプロデューサーは第5回の見どころについて「前回の京都では、駒(門脇麦)と望月東庵(堺正章)と出会いましたが、あの時、堺にいた三淵藤英(谷原章介)や松永久秀(吉田鋼太郎)とも再会します。このドラマの特徴として、美濃・尾張というベースと、京都・幕府という2つの場所を光秀がわたっていく。その2つの世界がどう変わっていくのかを光秀の目を通して描くという大きな仕掛けがあります。玉置玲央さん演じる伊平次も登場し、生き生きと動きますし、皆さんが楽しんで芝居をしているのが伝わるといいかなと思います」と語っている。

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(C)NHK