誰でもないさん(@daredemonaidare)がツイッターに投稿した8ページの短編漫画『100日の命の』に注目が集まっていました。死神から余命宣告を受けた男が、“たった一つやり残したこと”とは何だったのか。希望に満ちたラストシーンに心が動かされます。

  • 『100日の命の』(1ページ目) ※タップで拡大

「お前は100日後に死ぬ」。ボサボサの髪の毛、伸び放題のひげに薄汚れた部屋着を来た男性の元にあらわれたのは“死神”。「まあ残された日々、好きに生きろ」突き放すように言う死神でしたが、死を宣告されたにもかかわらず、ホッとした表情をする男にどこか戸惑う様子です……。

  • 『100日の命の』(2ページ目) ※タップで拡大

  • 『100日の命の』(3ページ目) ※タップで拡大

余命宣告を受けた男は、好きに生きるべく列車で旅をしたり、部屋でゲームに興じるのですが、脳裏をよぎるのはこれまでの辛い記憶でした。余命、残り70日……。

  • 『100日の命の』(4ページ目) ※タップで拡大

  • 『100日の命の』(5ページ目) ※タップで拡大

余命、残り60日。涙ながらに、恨みや怒りを母にぶつけたこともあった男でしたが、一方で思うのです。「母の愛があったから今まで生きてこれた」と。「そうだ……俺には一つ、やり残したことが」。ひげを剃り、髪の毛を切り。不摂生を正した男性が母の元を訪れます。余命、残り2日……。

  • 『100日の命の』(6ページ目) ※タップで拡大

  • 『100日の命の』(7ページ目) ※タップで拡大

覚悟を決めた男の元を訪れた死神でしたが、鎌(かま)を収めて言います。「お前、この100日間で心と体に大きな変化があったな。その影響でお前に救っていた病魔は消え去った」「お前はまだ死なない。残念だったな」。

  • 『100日の命の』(8ページ目) ※タップで拡大

死神に余命を告げられ、死を待つのみだった男が掴んだ愛と希望。この投稿を見た読者の皆さんからは、「あぁ…お母さんにあいたい」「親孝行しなきゃ」とご自身のお母様を思い出した旨のコメントが多く寄せられていました。

人生、意外と長い時間をすごす中で、自分の優先順位を見失ってしまいがちです。皆さんが一番大切なものはなんですか? これを機会に、あらためて考えてみてはいかがでしょうか。

以前にも化け物にストーカーされるアイドルの話でツイッターを賑わせていた誰でもないさん。他の漫画も気になる方は、アカウントをチェックしてみては。