講談師の神田松之丞が11日、真打昇進に伴い、6代目・神田伯山(はくざん)を襲名した。これにより、滝沢カレンと出演しているテレビ朝日のバラエティ番組『松之丞カレンの反省だ!』(毎週土曜 24:10~24:35)も『伯山カレンの反省だ!!』に、15日の放送からタイトル変更される。
「松之丞」としては最後となった8日の放送では、滝沢から番組タイトル変更の発表が。これには松之丞も「番組の名前が変わるのは何か不祥事があったときですが」と笑いつつも、「ガラッと変わるんでしょうか?」と期待と不安が入り混じった表情に。「カレンにどんな番組名がいいと思います?」と振った松之丞だったが、滝沢の「カレン伯山のお茶の間会議」という案に「自分が先頭ですか?」と大笑いしていた。
そして神田伯山として初めての放送となる、15日放送の番組冒頭で、滝沢の口から『伯山カレンの反省だ!!』と新番組タイトルが発表されると、伯山は思わず失笑。「こうくるとは思わなかった」と言いつつ、伯山が先にきたことで「カレンさんのご期待に添えなくて(笑)」と気づかう。
それでも「伯山が前か…」とつぶやく滝沢に、「そこでクレームがくるとは思わなかった」とツッコミ。番組がスタートすると、滝沢は言い慣れないこともあり「伯山さん」をカミまくり、伯山も「伯山の言い方が慣れなさ過ぎて、またカレンさんとの間にカベができそう」と不安を抱える。
伯山と滝沢のコメントは以下の通り。
神田伯山
名前が変わっても僕のスタンスは変わらず、楽しいです。これから徐々に変化など感じるのかもしれませんが、これからでしょうね。名前が変わったからといって急に変わられてもカレンさんも困りますよね(笑)。いつかカレンさんが「伯山さん」という言葉に慣れると完全になじむのかなと思います。ほかの方も「伯山さん」は「松之丞さん」よりも言いにくい言葉だと思うのですが、一番にカレンさんが慣れてくれたらうれしいです。
この番組はあまり肩ひじ張っていないバラエティだと思うんです。僕、「ガールズちゃんねる」(女性向けのコミュニティサイト)を見たんですが、カレンさんのおかげでこの番組の評判がいいんです。これはいいことだなと。これからもガルちゃん民に喜ばれる番組作りをしていきたいですね(笑)。
滝沢カレン
人物は変わらないのに名前が変わるのは不思議な感覚です。私としては、松之丞さんとお仕事ができて、伯山さんともお仕事ができるというのはすごく光栄なことだと思っています。
最初は伯山さんになったら笑わないと男になるイメージがあったんです。こういう楽しい番組もやってはダメ、講談に集中しなさい、と言われたり。この番組も暇な時間でやるみたいなことになったらどうしようと思っていたんですが(笑)、そこは今まで通り変わらなかったので。その愛は変わらず持ち続けてほしいです。
この番組は、どこを見てもウソがないし、本当の私たちがいる。私たちはこの時間にいますから見に来てください、という感じです。視聴者の方と会話しているみたいな。そこが魅力ですね。