SUUMOジャーナル(リクルート住まいカンパニー運営)は2月7日、「山手線で中古マンション価格相場が安い駅ランキング 2020年版」を発表した。

2019年5月~7月に、不動産・住宅サイト「SUUMO(スーモ)」に掲載された中古マンション価格から中央値を算出。

調査対象駅は山手線の駅(物件数11件以上)で、駅から徒歩15分以内、築年数35年未満、物件価格相場1,500万円~1億円、専有面積50㎡以上80㎡未満、敷地権利は所有権のみの物件を対象とした。

価格相場が安い駅、1位は「鶯谷」

  • 山手線で中古マンション価格相場が安い駅ランキング 2020年版

JR山手線は2020年3月14日、約50年ぶりとなる新駅「高輪ゲートウェイ駅」の開業を予定している。同線は都内の主要部を環状に結んで走っており、その沿線は東京のなかでも利便性が抜群のエリアとして知られている。

同エリアのカップル&ファミリー向け中古マンション価格相場が安い駅1位は「鶯谷」で4,530万円。次いで、2位は「日暮里」で4,589.5万円、3位は「西日暮里」で4,790万円、4位は「田端」で4,980万円、5位は「上野」と「新大久保」が同額の5,180万円となった。

7位は「御徒町」で5,280万円、8位は「池袋」で5,330万円、9位は「巣鴨」で5,340万円、10位は「大塚」で5,530万円、11位は「神田」で5,530万円と続いた。

JR山手線の駅をJR中央線の北側か南側かで分けると、北側にある駅の方が価格相場は安い傾向がみられた。同調査では、「価格を抑えつつJR山手線沿線で物件を探したい場合は、まず沿線のうち北半分にある駅をピックアップ。そのうえで職場へのアクセスのしやすさや、街の環境が自分好みかどうかなどを調べて、駅を絞り込んでいくのも一つの手と言えるだろう」と分析している。