音楽朗読劇創作の第一人者とも称され、数々のオリジナル作品を世に送り出し続けている劇作家・藤沢文翁が原作・脚本・演出を担当し、メインビジュアルを漫画家・唐々煙が務めた音楽朗読劇『MARS RED』が、2021年にアニメ化されることが決定した。

オリジナル朗読劇からのアニメ化はTVアニメの歴史の中でも初。同時にアニメ化のみならず、様々なメディアミックスを図る「MARS REDプロジェクト」も発表された。

アニメ化に先駆け、すでに2019年11月から、原作・藤沢文翁、漫画・唐々煙により、月刊コミックガーデン(マッグガーデン刊)にてコミック化され、連載がスタートしている。アニメは引き続き、唐々煙のキャラクター原案を生かし、キャラクターデザインを竹内由香里が担当する。

また、監督は羽多野浩平、シリーズ構成・脚本は藤咲淳一、音楽は、音楽朗読劇にて藤沢と長年タッグを組んでいる村中俊之、音響監督は原作者・藤沢自らが務め、アニメーション制作はIGポートグループのSIGNAL.MDが担当する。

アニメの舞台は、大正時代……日本政府は、対ヴァンパイア機関「第十六特務隊―通称零機関」を密かに配備した……。その世界観がわかるアニメのあらすじやメインビジュアルも公開されている。

■TVアニメ『MARS RED』あらすじ
時は大正十二年、東京の夜に其の者どもは現れた。
彼らは闇に紛れて人の生き血を啜る吸血鬼と呼ばれ、古の時代よりこの世界に隠れ住んでいた。それらを取り締まるべく陸軍内部に創設されたのが第十六特務隊、通称『零機関』である。
中島中将は近代化著しい列強諸国の情報戦に対抗するためにこの部隊を創設したのだが、目下のところ、零機関の任務は東京の闇に潜む吸血鬼事件の対応にある。それに当たるのが――、
人類最強の前田義信大佐。
国内最強クラスの吸血鬼にして新人の栗栖秀太郎。
インテリジェンスなランク外の山上徳一。
江戸の昔から吸血鬼を続けているスワ。
老いることのない脳を喜ぶマッドサイエンティストのタケウチ。
――以上、零機関の実行部隊の面々である。
増え続ける吸血鬼たち。そして裏に暗躍する影と、謎の人工血液「アスクラ」の存在。
この事態を冷ややかに見つめるのは、齢300歳を越えているにも拘らず、子供にしか見えないSクラスの吸血鬼デフロットであった。
弱き者、汝の名はヴァンパイア――。
零機関が今、大正ロマンの夜を駆け抜ける。

また、MARS REDプロジェクトとしては,現在、このアニメ化とコミック版のみだが、今後様々なメディアでの展開が予定されており、随時発表される。その中、このアニメ化を機に、MARS REDプロジェクトのファンクラブ「第十六特務隊」の隊員も同時募集。応募(メルマガ登録)は無料で隊員証や隊員番号が付与される。こちらも様々な特典が用意されており、早く入隊するほど優遇されるという。各詳細は公式プロジェクトポータルサイトにて。

(C)藤沢文翁/SIGNAL.MD/MARS RED製作委員会