フジテレビ『ザ・ノンフィクション』で放送されてきた「整形シンデレラオーディション」のドキュメンタリーが3日、YouTubeで連続配信をスタートした。このプロジェクトを手掛ける『ザ・ノンフィクション』前チーフプロデューサーの張江泰之氏に、狙いを聞いた。

  • 『2020整形シンデレラ』密着ドキュメンタリー第1話より (C)マイナビGirlsAward2017 SPRING/SUMMER

今年で5回目となる「整形シンデレラ」は、オーディションを通過すれば手術費全額無料で、ファイナリストに選ばれれば、来場者3万人を超えるイベント「ガールズアワード」でランウェイを歩くことができ、グランプリには賞金500万円が贈られる、まさに現代のシンデレラストーリー。『ザ・ノンフィクション』では、美容整形で人生の再出発に賭けた参加者たちに密着してきた。

2020年度は日本のみならず、規模を拡大して中国の海外参加者も募集し、すでに合格者が決定。ビフォー撮影、レッスン、アフター撮影、ファイナリスト選考、そして4月のグランプリ発表とスケジュールが組まれているが、この模様や参加者たちの日常を追ったドキュメンタリーが制作される。

『ザ・ノンフィクション』は1時間番組だが、張江氏は「今回は5分程度の時間尺で、全65話程度の構成にし、OLや学生さんが帰宅する夕方6時や7時の時間帯に、毎日配信しようと思います」と構想を披露。視聴促進のため、「最後に誰がグランプリになるのかを視聴者が投票するなど、見に来てもらうための工夫を、スタッフを交えて検討しています」という。

また、以前は美容整形をするに至った心の闇を抱える女性を軸に描いていたが、「最近は、もっと気楽にファッショナブルに美容整形を受けたい人が主流になってきているので、オーディションにもわりとライトな気分の人たちが集まってきてるんですよ。だから、ごく普通の人たちが美容整形を受けてシンデレラになっていくという姿を、日・中交えて戦わせるようなことを考えています」と方針を明かした。

配信と同時に撮影も続いていくが、「どういうふうになるのか全く想像できません(笑)。ただ、テレビとは全く違う逆の発想でやっているので、面白くなると思います」と予告している。

  • 張江泰之氏