ビジュアル系バンド・the Raid.(レイド)が30日、東京・赤坂のマイナビBLITZ赤坂で「ワンマンライブ2020~由羽生誕祭「ゆはバ!」~」を行った。

  • ビジュアル系バンド・the Raid.のメンバー。左から由羽、テンシ、星七、一陽、bo_ya

    左から由羽、テンシ、星七、一陽、bo_ya

the Raid.は、昨年11月に発売された「殺したくなるほど誰かを愛した事はありますか?」がオリコン週間チャート6位、デイリーチャート1位を獲得した、ビジュアル系バンドの中で今最も注目を集めているバンド。この日行われたライブ前に、the Raid.のメンバーたちが報道陣の取材に応じた。

ボーカルを担当している星七(せな)が代表して「ビジュアル系バンドはコンセプトを設けるバンドさんが多いと思うんですけど、我々はコンセプトを持たないのがコンセプト。リリースごとにしっかりしたコンセプトを設けます。常に飽きない色んなことに挑戦することをコンセプトにしています」とバンドを特徴を説明。最新シングル「殺したくなるほど誰かを愛した事はありますか?」がデイリーチャート1位を獲得したことに「近年ビジュアル系バンドが衰退している中、唯一僕たちがセールス的に健闘できていると思っています。今まで全然気にもとめてもらえなかった方々に褒めてもらったり憧れたちの先輩たちに『頑張ってるね!』と言っていただけるようになったので、もっともっと頑張らなければいけないなと改めて思いました」と意気込みを示した。

今後の目標については「3月29日に中野サンプラザでワンマンライブがあります。目標を決めてしまうと終わってしまいますが、日本には大きい会場がありますので、日本武道館や東京ドームを目指していけるバンドにしていきたいですし、レコ大や紅白など親世代も知っている場所に出てビジュアル系をもう1回盛り返していきたいと思います」と目を輝かせた。

この日はギターを担当する由羽(ゆうは)の誕生日。ライブが行われたマイナビBLITZ赤坂で初めてビジュアル系のバンドを見たという由羽は「自分の価値観を180度変えられた分岐点です」と感慨深げで、「僕の思い出をずっと心の中にしまい、今日は良いライブにしたいですね。今年の目標は健康一番(笑)。僕らはイベント本数もワンマン本数も多いので、まずはそこが1番のスタートラインかなと思っています」と抱負を。さらにグループとしての今年の目標を星七が「2020年も死ぬ気でビジュアル系を盛り上げていけるように頑張っていきますので、これからも末永くお付き合いしていただけたら嬉しいです」とファンにアピールしていた。