俳優の長谷川博己が主演を務めるNHK大河ドラマ『麒麟がくる』(毎週日曜20:00~)の第2回「道三の罠」が26日に放送され、本木雅弘演じる斉藤道三が、矢野聖人演じる土岐頼純を毒殺する衝撃的なシーンが描かれた。

  • 本木雅弘演じる斉藤道三
  • 矢野聖人演じる土岐頼純

同作は、智将・明智光秀を主役とし、その謎めいた前半生に光を当てながら、彼の生涯を中心に戦国英傑たちの運命の行く末を描く物語。大河ドラマ第29作『太平記』(91)を手掛けた池端俊策によるオリジナル脚本で、若き明智光秀をはじめ、織田信長、斎藤道三、今川義元、豊臣秀吉、徳川家康など、戦国武将たちが群雄割拠した時代をドラマチックに描く。

第2回「道三の罠」は、美濃の侵略をもくろむ尾張の織田信秀(高橋克典)との合戦シーンが描かれた。多勢に無勢の中、籠城を決め込む斎藤道三(本木雅弘)。光秀と道三の嫡男・高政(伊藤英明)は反対するが、それは敵を欺く道三の作戦だった。そして、道三の狙い通りに見事に勝利。終盤は、道三が、娘・帰蝶(川口春奈)の婿・土岐頼純(矢野聖人)を毒殺する衝撃的な展開となった。

毒殺シーンについて、本木は「まだクランクインして間もなく、現場にも慣れていない撮影序盤の夜、長時間に及ぶ撮影でした 。10キロくらいの甲冑を着けたまま、さまざまな所作をするのが拷問のようで、茶道の所作が特に大変でした。正直、背すじをのばすだけで必死なんです! でも顔はクールでいなければいけないので 、甲冑の内側は汗かきまくりでした」と打ち明け、「実人生でも破天荒 な父を持つ娘の婿ですので、『もし自分が 親も子もない戦国の世に生きていたら・・・』と思うと 、このシーンは他人事とは思えず(汗)。我ながらぞっとしました」と自身と重ね合わせた。

一方、矢野は「僕自身初大河で緊張していたこともありますが、リハーサルの時から周りのスタッフさん達も固唾を呑んで見守るようなそんな緊迫感のあるシーンだったのを憶えています。ですが、前に作品でもご一緒させて頂いたプロデューサー、監督に『矢野ならできる』と背中を押していただき、道三役の本木さんからもお声がけ頂き、物怖じすることなく、役を演じきる事ができました」と語った。

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