JR西日本は踏切の安全を維持する鉄道システムの充実を図った取組みの一環として、カメラの画像解析を活用して特殊信号発光機の検知を支援するシステムを開発。1月下旬から山陽本線や伯備線などに試験導入すると発表した。
特殊信号発光機検知支援システムは、列車の先頭に設置したカメラ映像から特殊信号発光機の赤色発光を識別して検知し、乗務員に音声で知らせるシステム。鉄道業界における高解像度カメラを活用した踏切状態の検知・支援システムの開発・試験導入は初めてであり、特許出願中となっている。
JR西日本は、このシステムを共同開発した日本信号と2016年8月に資本業務提携契約を締結。鉄道の安全性のさらなる向上をめざし、新たな信号システムなどの開発に取り組んでいる。
山陽本線や伯備線などを走る113系1編成に計2台、115系2編成に計4台を試験導入し、1月下旬から8月頃までの実施を予定している。