女優・篠原涼子主演の日本テレビ系ドラマ『ハケンの品格』が、13年ぶりに連ドラとして復活することが20日、明らかになった。4月から、毎週水曜(22:00~)に放送される。

  • 『ハケンの品格』主演の篠原涼子=日本テレビ提供

『ハケンの品格』は、07年1月期に放送され、篠原演じるスーパー派遣社員・大前春子が、正社員とバトルを繰り広げながら、無表情で完璧に仕事をこなし、会社のピンチを何度も救っていくドラマ。

新卒で会社に就職し正社員になれば将来は安泰、という日本の雇用システムが平成で終わり、日本人の仕事に対する考え方も大きな変化を見せている中、13年ぶりに復活する今作では、「働き方改革」「高齢化」「副業」「アウトソーシング」「AI導入」「過労死」…とカオスと化したこの令和の時代におけるスーパーハケン・大前春子を通し、働く者の品格を問うていく。

篠原は「時代も平成から令和になり、“働き方改革”が謳われる世の中で、スーパーハケンの大前春子がどのように働き、生きていくのか私自身もいまから演じるのを楽しみにしておりますので、視聴者の皆さまにも楽しみにお待ちいただけたらと思います」とコメント。

脚本の中園ミホ氏は「『ハケンの品格』は、実際の派遣社員の女性たちと取材という名の飲み会を何度も重ねて、生まれた作品です。13年経った今も彼女たちとの飲み会は続いていますが、ハケンの皆さんを取り巻く環境は改善されず、むしろ厳しくなっていると感じます。それでも笑顔で働き続ける彼女たちこそ、日本の宝!と私は思います。すべての働く女性たちにエールを送れるよう、新たな『ハケンの品格』に取り組んでいます。ご期待ください!」と話している。