正月や連休など、車で遠出する機会が増える冬シーズン。これから遠方への長時間ドライブを計画している人、または仕事で車を運転するシーンが多い人に、気をつけてほしいことがある。それが"かくれ脱水"。ドライブ中の"かくれ脱水"を啓発するツール「Honda DRIVE WATER」を制作しているHondaの取り組みを紹介したい。

  • 冬のドライブは"かくれ脱水"に要注意! 1時間ごとに200mlの水分補給を

    ドライブ中の"かくれ脱水"を啓発するツール「Honda DRIVE WATER」

冬ドライブは、なぜ"かくれ脱水"になりやすいのか

「冬のドライブは、車内が温室で乾燥します。乾燥した環境では、皮膚や粘膜、呼気から、特に自覚がないまま 水分が蒸発し、気づかないうちに脱水状態になる“かくれ脱水”を引き起こしやすくなります。冬は大量の汗を かきにくく喉も渇きにくいため注意が必要です」と、「Honda DRIVE WATER」の監修を行っている「ナビタスクリニック」理事長 久住英二氏は話す。

  • 長距離ドライブは、"かくれ脱水"に要注意

また、「"かくれ脱水"になると、集中力の低下や、疲労を感じやすくなる、気分が悪くなるなどの症状が現れます」とのこと。"かくれ脱水"を防ぐためには、こまめな水分補給(1時間ごとに200mlを目安)が必要だという。

"かくれ脱水"へのHondaの取り組み

「Honda DRIVE WATER」は、ドライブ中は気づかないうちに水分が不足する"かくれ脱水"を引き起こしやすいことに着目し、運転時間に合わせた適切な水分補給量がひと目でわかるペットボトル飲料水。昨年末よりプレゼント配布などの活動を行っていたそう。その他にも、移動を快適に楽しくするヒントを集めた特設サイト「Honda みんなのDRIVE HINTS」や、"かくれ脱水"啓発ムービーも作成している。

  • "かくれ脱水"啓発ムービーも作成している

これらの活動の経緯やビジョンについて広報さんに話を伺った。

「Hondaは、モビリティーメーカーとして移動をより快適に、安全なものにしたいという想いで情報発信を行っております。その中で、冬のドライブは車内が乾燥しやすく、気づかないうちに"かくれ脱水"を引き起こす可能性があることを知りました。特に帰省シーズンには、車での移動や渋滞が増えることから、みなさまにこのリスクを知っていただく必要があると考え、"かくれ脱水"の啓発をするに至りました。リスクを伝えるだけでなく、適切な水分補給量をわかりやすくお伝えすることで、習慣化に繋げていただくためドリンクとムービーを制作しています。"かくれ脱水"のことを知って、快適なドライブを楽しんでいただければと考えております」

  • 冬のドライブ中は、こまめな水分補給を

"脱水"と聞くと、夏を思い浮かべる人が多いだろうが、冬のドライブも要注意。脱水症状による集中力の低下や疲労は、運転ミス・交通事故に繋がってしまう恐れもあるので、運転中はこまめな水分補給を心がけよう。