歌手の氷川きよしが、きょう8日に放送されるフジテレビ系バラエティ特番『志村けんのバカ殿様』(19:00~20:54)に、17年ぶりに登場する。

  • 志村けん(左)と氷川きよし=フジテレビ提供

収録が始まり、桑野信義が扮する家老が「殿と長~い付き合いだという方が、殿に会いたいと来ているんですよ」と告げると、氷川さんが名曲「きよしのズンドコ節」を歌いながらバカ殿(志村けん)の部屋に登場。氷川は、今夏明治座で公演する「氷川きよし特別公演」内で演じる恋之介の出で立ちだ。

恋之介の登場と歌声に、腰元たちは黄色い歓声を上げ、「きよし」コールが起きるなど大興奮。歌が終わると、バカ殿は「久しぶりだね」、氷川は「ごぶさたしております」とあいさつを交わし、早速お酒を飲みながら2人は和気藹々(あいあい)とトークを繰り広げる。

実は2人、氷川がデビューしたての頃からの、およそ20年来の付き合い。氷川のデビュー曲のイベントに志村がビートたけしと応援に駆けつけ、その後『NHK紅白歌合戦』に氷川が出演することになり、志村とたけしも応援のために出演した関係だ。氷川は「本当に殿には熱く応援していただき、どこの馬の骨かも分からないのにすごくよくしていただいて、感謝の気持ちでいっぱいです」としみじみ当時を振り返る。

さらに、「最近、ちょっと雰囲気が変わったね」とバカ殿が言うと、「新しく自分を表現したいな、と思いまして」と答える氷川。話は氷川の最近の活動に及び、大きな話題を呼んでいる氷川による「ボヘミアン・ラプソディ」(Queen)の歌唱のことや、こちらも大きな注目を集めている最新MV「確信」のことなどを語る。

ひとしきり話に花を咲かせると、バカ殿は氷川に雑煮を振る舞うことに。もちろん、バカ殿の雑煮が普通なわけがなく、最後には、氷川が絶叫することになる。

今夜の放送ではほかにも、柄本明、丘みどり、マツコ・デラックス、島崎和歌子、小島瑠璃子、サンドウィッチマンらが出演。志村と柄本が夫婦に扮し、とある貧乏長屋の模様を描く「酒買ってこい」や、丘が女将に扮する「演歌な居酒屋」、マツコと島崎と志村たちが大盛り上がりとなる「マツコ酒場」、姫に扮した小島を殿が城内を案内するも不思議な部屋に迷い込んでしまう「鏡の部屋」、サンドウィッチマンが殿を訪ねネタも披露する「殿のお友達」に加え、おなじみの変なオジサンや、いいよなオジサンも登場する。