冬は寒くて動かないから、太りやすいとイメージしてしまいがちですが、消費するカロリーより食べ過ぎなければ、脂肪はつきません。冬太りは、室内で過ごす時間が長いので間食の量が増えることに加え、クリスマスやお正月といったイベントが重なり、食べ過ぎ、飲み過ぎになってしまうことが太る原因となります。今回は、冬におすすめのタコレシピをご紹介しましょう。

冬はやせやすい時期!?

寒い冬は、体温が下がりやすくなっています。体温が低くなると、体温を上げようとして、エネルギーを消費しています。そのため、通常の生活習慣であっても、代謝がいつもより上がっており、脂肪が燃焼しやすい状態にあります。本来、冬はやせやすい時期と言えますので、上手に食事を選んでダイエットしたい季節です。

冬の食材でダイエット

冬は、温かい料理を食べる機会が増えます。鍋料理やスープ、ポトフ、おでんなど、煮込み料理は、野菜のかさが減り、野菜をたっぷり食べやすいメニューです。野菜を取り入れた料理はヘルシーですが、洋風スープは糖分や油分がたっぷり入っているものが多く、カロリーオーバーしやすくなります。正月や新年会など大勢で集まって食事する機会も増えますので、揚げ物など油を多く使う高カロリーのメニューはなるべく控えておきましょう。人参、ごぼう、玉ねぎなどの根菜類、脂肪の少ない赤身のお肉類、魚介類のタコなどはカロリーを抑えられます。それと同時に体を温めてくれる作用もありますので、代謝アップにも役立ちます。メニューを選ぶときは、これらの食材に注目して、積極的に取り入れてみましょう。

じっくりとよく噛むことで食べ過ぎ予防

食べ過ぎてしまいそうなときは、ゆっくりよく噛むことを意識すると、食べ過ぎ予防になります。また、じっくりとよく噛んで、食べた物をよく味わうようにすると、交感神経が働いて、食後の体温上昇が高まり、エネルギーの消費量も増えることがわかっています。特に、辛いものを食べると効果が高いといわれますので、キムチ鍋など、とうがらしがきいた料理を取り入れることもおすすめです。

よく噛めるタコレシピ

筋線維の多いタコは、よく噛むことができます。また、低カロリー高たんぱくの食材ですので、ダイエット中は積極的に取り入れたい食材です。うま味があり、いろいろな料理に合うのも特徴で、輸入品が多く出回っていることから一年中食べられます。タコには、アミノ酸の一種であるタウリンが含まれており、血液中の中性脂肪や余分なコレステロールを排泄する働きがありますので、動脈硬化や血栓を予防する効果が期待できます。そのほか、ファーストフードばかり食べていたり、極端なダイエットをしていたりすると不足しがちな亜鉛も豊富に含まれています。亜鉛は、成長を促し、傷の回復を早める、味覚を正常に保つなど健康には欠かせない栄養素のひとつです。

今回は、タコを使ったマリネレシピをご紹介しましょう。

タコマリネ
<材料>2人前
タコ足ゆで      1本
人参        1/3本
玉ねぎ       1/2個
オリーブオイル   大さじ1
濃口醤油      小さじ2
こしょう      少々
レモン果汁     小さじ2

<作り方>
1:タコは一口大の乱切りにする。人参は皮をむいて細切り、玉ねぎは薄切りにして水にさらし、水けを切っておく。
2:1の材料に、濃口醤油、こしょうをふって軽くもんでおく。
3:2にレモン果汁、オリーブオイルを加えて、よく和えたらできあがり。

<ポイント>
マリネはすぐに食べてもおいしいですが、ラップをして、冷蔵庫で1時間ほど漬け込むと、タコに味が染み込みます。人参や玉ねぎのような根菜類は体を温め、冬におすすめのお野菜ですから組み合わせて料理に取り入れてみましょう。