京浜急行電鉄が年末年始期間中の特別ダイヤについて発表。本線・大師線で大みそかに終夜運転を行うほか、三浦海岸や城ヶ島での初日の出参拝に便利な特急「初日号」(はつひごう)を2本運行する。

  • 2019年に「初日2号」として運転された新1000形

京急線は1月5日までの年末年始期間中、土休日ダイヤで運転。期間中は「ウィング・シート」を休止し、土曜日のみ12両編成で運転している電車は8両編成に変更する。

大みそかは本線と大師線で終夜運転を行う。本線は泉岳寺~横浜間を約30分間隔で運転し、泉岳寺駅で都営浅草線・京成線方面の電車に接続。大師線は約7~10分間隔で普通を運転する。本線横浜~浦賀間は最終電車繰下げ・始発電車繰上げ、久里浜線堀ノ内~京急久里浜間と逗子線金沢八景~新逗子間は最終電車繰下げを実施する。京急久里浜駅を1時0分に発車する品川行の特急と、品川駅を2時20分に発車する神奈川新町行の特急(神奈川新町駅で横浜行の普通に接続)も運転される。

三浦海岸や城ヶ島での初日の出参拝に便利な特急「初日号」は元日早朝に2本運転。「初日1号」は都営浅草線から直通運転を行い、浅草橋駅4時0分発・品川駅4時24分発・三崎口駅5時36分着となる。「初日2号」は品川駅5時0分発・三崎口駅6時17分着で運転。2本とも三崎口駅で城ヶ島行直行バスに接続する。

  • 2019年の三浦海岸の初日の出

同じく元日早朝、京急川崎駅・横浜駅から三浦海岸駅まで直通する特別貸切列車「みうら元旦号」も運転される。この列車は2100形8両編成に「みうら元旦号」のヘッドマークを掲出し、川崎大師最寄りの京急川崎駅を5時3分に発車。カウントダウンイベントなどで盛り上がる横浜駅に停車し、同駅を5時16分に発車した後はノンストップで走行し、三浦海岸駅に6時1分に到着する。座席指定制とされ、京急川崎駅200名・横浜駅150名の計350名を募集したとのこと(申込受付は終了)。

その他、大師線では1月1~8日と1月11・12・13・18・19日、川崎大師参詣者の利便を図るために電車を増発。日中6分間隔の臨時ダイヤで運転する。