俳優の田中圭がこのほど、テレビ朝日系ドラマ『おっさんずラブ-in the sky-』(毎週土曜23:15~)のクランクアップを迎えた。

  • 左から吉田鋼太郎、田中圭 -テレビ朝日提供

田中と吉田鋼太郎による撮影では、吉田が「全8話の中でも一番気合を入れなきゃいけないシーンだなと思って臨みました」と言う重要なシーンで、一足早くクランクアップを迎えた。

田中から贈られた花束を手に、2人でニッコリ記念撮影。吉田は「今回も優秀なスタッフの皆さまのおかげで順調に撮影が進み、素晴らしい監督陣のおかげで素晴らしい作品ができ上がり、ついに最後を迎えました。こんなにめでたいことはございません!」と力強く語り、「今回全8話をやって思いましたけど、絶対にまた『おっさんずラブ』3回目をやりたい! 俺はやりたい!…という希望だけは述べさせていただいて、オールアップのあいさつに代えさせていただきます」とあいさつ。笑顔と拍手に囲まれて現場を後にした。

そして同日の夜、都内にある建物の屋上で、春田創一(田中)と成瀬竜(千葉雄大)のシーンの撮影が行われた。

2人がじゃれ合うシーンでは、田中と千葉がアドリブをさく裂させ、スタッフからも笑い声が漏れる。そして、千葉が勢いあまってカメラからフレームアウトしてしまう場面も。

この撮影は夜に行われ、気温も低い中だったが、田中はスタッフに明るく話しかけることも多く、座長としての責任感の強さがうかがえた。

田中の最後の撮影となったのは、最終話の見どころともなる成瀬と春田の超重要シーン。千葉の演技に刺激を受けたのか、撮影の合間には田中は「雄大(の演技)にやられた~! 雄大がこんな芝居をする子に成長するとは思わなかった(笑)」と漏らしていた。

そして監督から「OK!」が出たところで、スタッフが「以上をもちましてオールアップです!」と声を上げ、千葉から田中へ花束が贈られた。

田中は「ありがとうございました! なにか言うのを待ってるね(笑)」と切り出すと、「いや~、終わりましたね。本当はコメントをめっちゃ用意してたんですけど…。最後のシーンがすごく素敵でした。成瀬、よかったな~」と振り返り、「今日1日、全部そうだったんですけど、『おっさんずラブ』の現場でよく見るやつを最後いっぱい見れて、幸せでした」としみじみ。

「今回は、自分自身スケジュールもキツくて、本当はもっともっとみんなとコミュニケーションをとりたかったのに、なかなか最初そこに力を注ぎきれなかった」としつつも、「そんな中、支えてくれるスタッフのみんながすげえ力強かったし、クランクアップの時(吉田)鋼太郎さんが『また必ずやりたい』とおっしゃっていたんですけど、思いは僕も一緒です。このチームでまた一緒にやりたい。必ず実現させたいと思います」と続編への期待を寄せた。

そして「楽しかったっす! 今回も楽しかったです。最初しんどいとか言ってすみませんでした(笑)。またみんなでやりましょうよ。『おっさんずラブ』、最高でした!」と充実感に満ちた表情を浮かべていた。