お金の情報サイト「まねーぶ」(GV運営)は12月19日、2019年度の冬ボーナス調査の結果を発表した。調査監修はマネーラボ関西代表の福一由紀氏。調査期間は2019年12月10~14日、調査対象は全国の正規雇用者(東証一部上場大企業、非上場企業、その他中小企業などを含めた一般企業)で、有効回答は800人。

冬ボーナス、8割弱が「支給あり」

  • 2019年 冬ボーナス支給額

2019年の冬ボーナスについて支給の有無を尋ねたところ、79.0%が「支給あり」と回答。一方、「支給なし」は5人に1人以上の21.0%となった。平均支給額は43万1,439円で、最低額は3万円(飲食・サービス業/勤続年数10年以上~15年未満)、最高額は130万円(建設・不動産業/勤続年数20年以上~30年未満)だった。

昨年の冬ボーナスと比較したところ、約半数の44.9%が「昨年と変わらない(同等)」と答え、横ばいで推移していることが判明。また「昨年より良くなった(とても・やや)」は36.1%で、「昨年より悪くなった(とても・やや)」の19.0%と比べ、約2倍の開きがあった。

冬ボーナスの使い道を聞くと、「貯金・財形貯蓄」が圧倒的に多く352ポイント。次いで「旅行・レジャー費」が116ポイント、「ローン・奨学金等の返済」が91ポイント、「趣味・娯楽費」が64ポイント、「家具・電化製品購入」が60ポイントと続いた※使い道を1位~3位で選択、1位3ポイント、2位2ポイント、3位3ポイントとして算出。

使い道上位5項目に充てる平均金額は、「貯金・財形貯蓄」が20.62万円、「ローン・奨学金等の返済」が13.17万円、「旅行・レジャー費」が10.74万円、「家具・電化製品購入」が10.38万円、「趣味・娯楽費」が8.29万円となった。

福一氏は、「近年のボーナス調査では、常に貯蓄が使い道トップとなっています。人生100年時代と言われる今、将来のためにしっかり備えているようです」と分析している。