俳優の古谷一行が15日、都内のフジテレビ湾岸スタジオで行われた同局系スペシャルドラマ『悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~』(21日21:15~23:25)の制作発表イベントに出席した。

  • 加藤シゲアキ(左)と古谷一行

NEWSの加藤シゲアキが、昨年放送の『犬神家の一族』に続き、再び名探偵・金田一耕助を演じる今作。金田一耕助のバディ・磯川警部を演じる古谷だが、自身はこれまで47作品で金田一役を演じてきているだけに、「金田一が染み付いてますんで、磯川の役がきたときに、一瞬『どうするんだ?』っていうのはありました」と少し悩んだそう。それでも「ちょっと金田一から引いたところで仕事ができるのかと思って、やってみても面白いかなと思ってお引き受けしました」と快諾したそうだ。

しかし、撮影現場でスタッフが「金田一さん、ちょっと右に動いてください」と加藤に指示を出したにもかかわらず、思わず古谷が「はーい」と返事して動いてしまうことが4~5回あったそう。古谷は「みんなに笑われるから照れくさかった」というが、加藤は「30年以上金田一を演じてこられると、もう自分の名前を呼ばれたかのように反応してしまうんだってことに、僕はちょっと感動しました」と心境を振り返った。

このように、「金田一」と呼ぶと古谷が反応してしまうことから、途中からは「加藤さん」「古谷さん」と本名で呼ばれることに。

加藤は「それを申し訳なく思ってくださったのか、以前作られた金田一のTシャツをくださったり、(腹に巻く)腹布団をくださったり。だから、今回の金田一は『古谷』っていう名前が入った腹布団で臨んでいました。これがお守りのような、巻くことで金田一になれるような。そうやって、本当に優しく面倒を見てくださったところも、本当にありがたかったです」と感謝していた。