俳優の石坂浩二が、14日に生放送されたテレビ朝日系報道番組『サタデーステーション』(毎週土曜20:54~22:10)で、12日に慢性腎不全で亡くなった俳優・梅宮辰夫さん(享年81)について涙ながらに語る場面があった。

石坂浩二

石坂浩二

梅宮さんの遺作となった同局系ドラマ『やすらぎの刻~道』で共演した石坂。一対一で向き合うシーンがあり、梅宮さんの最後の演技を見届けた。

石坂は、「今放送されている分は7月に撮った分で、その後9月にも撮りました」と明かし、「2回目の時の方がつらそうな感じが強くて、あまりお話もできなかったですね」と当時を回顧。梅宮さんはオールアップの時、石坂から花束を受け取りながら「セリフをやっと覚えただけじゃ、芝居にならなかったな」と悔しさをにじませていたという。

石坂はその言葉を思い返し、「それがすごく役者魂というか。悔しかったんだろうなと思って……そういうつらい感じだったので……。亡くなった時は、『まさか』という気持ちが強くて。本当に残念なままで終わったのが私も悔しい」と涙。「お正月の回があるんですけど、夢の中でお屠蘇を飲み交わすシーンがあって。2人で『あけましておめでとう』と言ったので。それが本当にならなかったのが残念です」と時折言葉に詰まりながら、沈痛な思いを伝えた。

また、「40年ぐらい前なんですけど、すごくかわいがってくださった。そんなに歳は違わないんですけどすごく兄貴分の方だった。ゴルフなどを一緒にやって。おかしかったのは、あまり出来が悪いと、近くに住んでいたものですから一緒に帰って来ていきなりバッグを降ろして『こんなもの捨ててやる!』っておっしゃって。次に誘ってくださった時、新品をまた持っていらっしゃって。捨てたのが2回ぐらいあって、すごくもったいないと思ったりもしたんですけど、そういうところがかわいらしかった」という豪快なエピソードも。

梅宮さんの在りし日の姿を思い浮かべながら、「そういう裏をお出しになって、晩年ずっと縁が変わって。役者は役を演じることで自分が育っていくと教えられた気がしますし、見事に変化を遂げられた方だったと思います」と感慨深げに語っていた。