来客の増える年末年始。できるだけ人が来ても恥ずかしくないように片付けておきたいものですが、忙しい中でなかなかまとまった時間を確保するのも難しいですよね。

できることなら、急な来客でも5分くらい片付けたらすぐにスタンバイOKにできるような部屋づくりをしておきたいものです。

実はお客様の目につくのは家の中のほんの一部。「ここだけは!」というポイントを優先的に片付けることができれば、「いつでもお客様が呼べる家」づくりもそれほど難しくはありません。

そこで今回は、人を呼べる家にするためにとりあえずここだけは片付けたい、という4つの場所を整理収納アドバイザーである筆者がご紹介します。

1 : まずは最低ここから! 玄関のお片付け

まず人を呼べる家にするために最初にやっておきたいスポットは、玄関です。

お客様が入ってきた時に玄関のたたきがグチャグチャで靴を脱ぐ場所もない……という状態だとさすがに申し訳ないですよね。

下駄箱の中まで完璧に片付けておく必要はありませんが、

・たたきの上に不要なモノが出しっぱなしになっていない
・表に出ている靴は家族1人1足まで

という状態を最低限目指して片付けてみましょう。

下駄箱がグチャグチャでたたきに出ている靴もしまえないという状態の場合には、下駄箱にある靴のうち一番長い期間履いていない靴は思い切って処分して、表に出ている靴をしまえるスペースをまずは確保しましょう。

2 : 一番目立つキッチンカウンター&ダイニングテーブルはマスト!

続いては、キッチンカウンターやダイニングテーブルの上です。お客様が来た時に一番目につく場所でもあるので、気になる方も多いのではないかと思います。

いろいろなモノが入ってきやすく片付けてもすぐ散らかってしまいやすい場所でもありますが、実はスペース的にはそれほど広くなく、置いてあるモノも小物が中心。本腰を入れて片付ければ長い時間をかけずに終わらせることができると思います。

そのため、まずやることは、

(1)出しっぱなしになっているモノを1箇所に集める
(2)定位置が決まっているモノはそこに戻す
(3)定位置が決まっていないモノは要・不要で仕分け、保管するモノは定位置を決めて収納する

という流れです。

今、すでにモノがカウンター上もテーブル上もパンパンという方は、それぞれ1回ずつに分けて実践しても良いと思います。

一度それで片付けてスッキリしたら、できるだけ毎日3分でも時間を決めてこのフローを回すようにして、モノがいっぱいに溜まる前に早めに仕分ける! ということを習慣づけすることが重要なポイントです。

3 : 飾り過ぎに注意! リビング収納家具の上

続いては、リビングの収納家具の上です!

リビングに腰高くらいの高さの収納家具を置いている、作り付けのカウンターなどがあるというお宅も比較的多いことと思います。

そういった場所でよくお見かけする「散らかりあるある」は、

・書類などがファイルボックスにグチャグチャに突っ込まれている
・家族写真やお子さんの作品などがひしめきあうように飾られている

……といった状態です。

書類などは、できるだけ紙で保管するモノを減らしてパンパンに突っ込まないようにするのがベストです。なかなかそれが難しいというお宅は、せめてファイルボックスに無理なく収まる状態にして、来客時にはボックスの背中側を向けて隠せるようにしましょう。

また、写真やお子さんの作品も飾り過ぎは散らかって見えるもとです。

・家族写真は2枚まで
・子どもの作品は1人1つまで

というように自分なりのルールを決めて、できるだけ間引いて飾るようにするとそれだけでもかなりスッキリして見えるのではないかと思います。

4 : 置きっぱなしを撲滅! リビングの床

そして最後はリビングの床です。ここもお客様にはかなり目立つポイントですよね

お子さんがいらっしゃるお宅の場合、おもちゃの散らかりが気になるかもしれませんが、お客様目線では子どものおもちゃが散らかっていても実はそれほど気にならないと思います。

どちらかというと撲滅すべきポイントは「大人のモノ」の出しっぱなしです。 大人のモノがリビングに出しっぱなしだと、かなりだらしなく見えてしまいますよね。

考え方としては、キッチンカウンターの時とほぼ同じになります。

(1)どんなモノが出しっぱなしになっているかをチェックする
(2)定位置が決まっているモノはそこに戻す
(3)定位置が決まっていないモノは要・不要で仕分ける

リビングの床にはご家族の脱ぎっぱなしやちょい置きなども増えがちだと思いますが、これ自体は比較的すぐ片付くので「お客様を呼ぶ」という目標においては実はそれほど気にする必要はないかもしれません。

逆にリビングにずっと置きっぱなしになってしまっている使わないモノなどは早めに見直すようにしましょう。

片付けのコツは「目的」を持つこと

以上、いつでもお客様を呼べる家にするために、最低限ここだけは片付けたい ! という優先スポットのご紹介でした。

今回ご紹介した箇所が一通り片付けられた方は、お客様が使うかもしれないトイレや洗面所も気にならない程度に片付けられるとさらに安心ですね。

ぜひお伝えしたいことは、片付ける「目的」が決まればおのずと「優先順位」も決まるということです。

今回は「お客様が呼べる家にする」ことが目的だったので、お客様から見えないクローゼットや物置部屋などは後回しにしています。

家中が散らかった状態だと、あっちもこっちも片付けたい ! というマインドになってしまうと思いますが、「目的」が明確になれば、その目的をクリアするのに必要ない箇所は自信を持って後回しにすることもできるのではないかと思います。

片付けは、あくまでもやりたいことを実現するための「手段」です。片付けること自体が目的になってしまうとどんどん負のループに入ってしまうので、片付けた先にどんないいことがあるかをイメージしながら、そこに向かうために最短距離でやるべきことを済ませられると良いですね。

七尾亜紀子(ななおあきこ)

整理収納アドバイザー、LIFE WITH主宰。「元・汚部屋ワーママ」「超ワンオペ育児」だった経験を基に、忙しいママをもっとラクに、楽しくするための収納や家事アイデアなどを提案している。 アメブロ公式トップブロガーとしても活動し、自身のブログ「ワーキングマザー的整理収納&北欧インテリア」が忙しいママに大きな共感を呼んでいる。 日本テレビ「ヒルナンデス!」や「ZIP!」、NHK「あさイチ」に整理収納の達人として出演するほか、雑誌やWEBメディアの掲載も多数。著書に「自動的に部屋が片づく 忙しい人専用 収納プログラム」(KADOKAWA)がある。