JR九州は12日、長崎駅周辺のまちづくりにおける拠点となる新駅ビル等の開発概要について発表した。新駅ビル内の商業施設と駐車場の一部およびオフィス全体は2023年春に開業予定。ホテルを含めたグランドオープンは2025年度を予定している。

  • 外観イメージ(敷地北西の駅東口から)

  • 外観イメージ(敷地北東の電車通りから)

長崎駅周辺では、2020年春の長崎本線の鉄道高架化や九州新幹線西九州ルートの建設など都市基盤の整備が進行しており、新駅ビルは「新幹線開業を契機につくる国際観光都市長崎の陸の玄関口」をビジョンに建設される。

計画では、既存のアミュプラザやホテルは基本的に存置し、商業・ホテル・オフィス・駐車場等の複合施設として、新たな駅ビルを建設。長崎の新たなランドマークとすべく、高さ60mで計画し、国際観光都市にふさわしいデザインや照明(ライトアップ)などが行われる。

  • 敷地北から長崎港を臨む外観イメージ

新駅ビルの敷地面積は約1万8,000平方メートル(既存のアミュプラザ部分を含めると約3万5,000平方メートル)、延床面積は約11万4,000平方メートル。階数は地上13階建て(高さ60mを予定)で、商業施設は地上1~3階、オフィスは地上4~6階、駐車場(約1,300台)は地上4~6階、ホテルは地上7~13階に建築する。

新たに生み出される在来線と新幹線の高架下も一体的に開発される。高架下の延床面積は約4,000平方メートルで、用途は商業(土産物販・飲食等)を予定している。

新駅ビルの上層フロアのホテルに関して、マリオット・インターナショナルのプレミアムブランド「マリオット・ホテル」の契約締結に向けて現在協議中であり、従来のJR九州のホテルブランドからさらなる上位グレードとなるホテル運営を行う計画。客室数は約200室を予定。

  • 位置平面図

  • 施設構成図

  • 敷地南からホテルを仰ぎ見る外観イメージ

今後のスケジュールとしては、2020年春に長崎本線の高架化切替の後、地上の軌道等の鉄道施設の撤去などを行い、終了する2021年春をめどに新駅ビルの工事に着工する予定となっている。高架下は2022年度、新幹線と同時に開業し、新駅ビルの商業と駐車場の一部およびオフィス全体はおおむね2年間の工期を見込み、2023年春の開業を予定。ホテルを含めたグランドオープンは2025年度を予定している。