筆者は編集・執筆業を営んでおり、書き物などのためにカフェをよく利用します。飲み物でひと息入れつつ、ちょっと作業するのに便利ですよね。そして、いつでもマイボトル持参。資源保護に貢献しつつ割り引きサービスが受けられますから!

  • マイボトル利用によるお得なサービスを知っていますか?

プラごみ削減と環境保護のためにできること

今やプラスチックごみ削減や環境保護は、日本だけでなく地球全体で取り組むべき問題です。筆者はペットボトル飲料は買わないことに決めて、常にマイボトルを持ち歩いています。自分で作った飲み物を入れるほか、カフェでも大活躍なんですよ。

コーヒーチェーン大手のスターバックスでは、1996年のシアトル1号店オープン以来、カップやタンブラー持参のお客への割り引きを実施中。このサービスは日本でも行っていますが、筆者の観測範囲では「残念ながらまだ広まっていない」という印象です。

職場に持ち帰って飲むんだろうな、というテイクアウト目的でのマイボトル利用は時々見かけますが、マイボトルを店内利用する人はあまり見かけません。

これは、「マイボトルを使えばカフェ店内でも割り引きが受けられる」ということがあまり知られていないからではないでしょうか。店内利用の際もマイボトルを使ってほしいですね。

その一方で良い情報も。スターバックス コーヒー ジャパンは、2020年1月からプラスチック製ストローを紙製ストローに順次切り替えると発表しました。

増税後もやっぱりお得なマイボトル

それから、日常的にカフェをヘビーユーズする筆者が気付いたことが。「マイボトル利用をすると割り引きが受けられるが、マイボトル=テイクアウトと思われて消費税10%のはずが8%になることがある!?」ということです。

ご存じの通り、10月1日の増税後、カフェの会計はやや複雑になりました。軽減税率により、コーヒーなどのドリンクの税率は、

●テイクアウト 8%
●店内 10%

となります。

マイボトル割り引きを実施している店では、割り引きが受けられます。が、「マイボトル利用ということはテイクアウトに違いない」と勘違いしたスタッフにより、税率の取り違えが起こったのかもしれません。本来10%払って店内利用すべきところを、8%で済んでしまったということです。

こちらとしては得するつもりはなく、規定の税金は払う気満々なんですけどね。これは、軽減税率制度が煩雑なため、オペレーションの不統一のせいでしょう。

いい機会なので、コーヒーチェーン大手2社の広報担当者に聞いてまとめました。増税後もやっぱりマイボトルはお得だ!

スターバックス

(1)増税前、ドリップコーヒー(ホット)のショート(最小)サイズの価格は?
本体価格290円、税込み313円。

(2)増税前、(1)をマイボトルに入れてもらう場合の価格は?
税込み291円(本体価格290円-カップ値引き20円)。

(3)増税後、(1)の価格は幾らになる?
店内:319円、テイクアウト:313円。

(4)増税後、(1)をマイボトルに入れてもらう場合の価格は?
店内:297円、テイクアウト:291円。

(5)利用者がマイボトルを持参し「店内で」飲むとき、マイボトル割り引きはある?
適用する。

(6)特典情報は?
会員サイト「My STARBUCKS」に登録し、公式アプリをダウンロード後、ドリップコーヒー(カフェ ミストを含む)購入時のレシートを当日営業終了までに持参すると、2杯目のドリップコーヒーを100円(税抜き ※店内利用税込み110円、テイクアウト税込み108円)またはカフェ ミストを150円(税抜き ※店内利用税込み165円、テイクアウト税込み162円)になる。

タリーズコーヒー

(1)増税前、ドリップコーヒー(ホット)のショート(最小)サイズの価格は?
本体価格306円、税込み330円。

(2)増税前、(1)をマイボトルに入れてもらう場合の価格は?
税込み300円(本体価格330円-タンブラー/マグ割引30円)。

(3)増税後、(1)の価格は幾らになる?   店内:335円、テイクアウト329円。

(4)増税後、(1)をマイボトルに入れてもらう場合の価格は?
店内:302円、テイクアウト297円。

(5)利用者がマイボトルを持参し「店内で」飲むとき、マイボトル割り引きはある?
適用する。

(6)特典情報は?
通常Sサイズ305円(税別)の「本日のコーヒー」を、2杯目は140円(税別 ※店内利用税込み154円、テイクアウト税込み151円)で飲める。

  • レシート提示でお得になる

ローソンの有人マチカフェでも使える

これ以外のコーヒーチェーンの中には、本取材について「店舗ごとの設備が違うのでコメントを出しにくい」などとしたところもあります。ただし、11月末時点で、店舗によりマイボトル割り引きを行う店があることを確認。行きつけの店や目当ての店で尋ねてみる価値はあります。

それから、この調査を始めてから、「ローソンがマイボトルに対応している」という情報を得ました。広報担当者に聞いたところ、

「コーヒーマシンがセルフ式のところではなく、店員が入れる店だけですが、100円のコーヒーなら10円引きになり、90円になります!」

とのこと。ローソンはマチカフェ用のタンブラーを販売していますが、筆者が持つ300ml弱容量のボトルよりサイズが大きめ。マイボトルで依頼し、恐るおそる入れてもらったところ、難なく入りました。ローソンありがとう。

  • 筆者が愛用する300ml弱のマイボトル

割り引きがなくともマイボトルで飲みたい!

寒くなり、コンビニで温かいコーヒーを買ってマイボトルに詰め替える人を見かけるようになりました(このごみはぜひ減らしたい!)。保温・保冷効果のほか、持ち運びやすいなどの利点もあります。自分好みのボトルで飲みたいという人もいるでしょう。

筆者の考えは、「割り引きにならなくとも、コンビニでコーヒーを買ってマイボトルに入れ替えたい」です。目的は、もちろんエコ。コーヒーチェーンやコンビニで、さらにマイボトル対応が進み、「マイボトルが当然」ぐらいに広まるといいなと期待しています。

筆者プロフィール: 木村悦子

出版社勤務後、編プロ「ミトシロ書房」創業。紙・Webの企画・編集・執筆を行う。著書に『入りにくいけど素敵な店』『似ている動物「見分け方」事典』など。関心領域は、食文化・動物学・占いなど。