仕事に求めるのは「お金」か「やりがい」か……永遠のテーマとも言える、こちらの質問をマイナビニュース会員のビジネスマン300人にぶつけてみた。気になる皆さんの回答を見ていきたい。

  • お金とやりがい、仕事に求めるのはどっち? ビジネスマン300人に聞いてみた

    仕事に求めるのは「お金」か「やりがい」?

【結果】「お金派が55.2%」「やりがい派が44.8%」

結果は僅差だったものの、「お金派」が少しばかり「やりがい派」を上回った。アンケートに答えてくれた皆さんは、どのような考えで回答を選んだのだろうか。ここからは、それぞれの意見を見ていきたい。

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【お金と答えた人の声】「世の中、金がすべて」

「お金」と答えた皆さんは、「生活があるから」「家族を養うため」「食べていくために」という意見が目立った。このほかにも、「プライベートを充実させるためにはお金が必要」や「やりがりを重視するのはブラック企業が多そう」と言った声も多かった。

「生活がかかっているため」
「余裕がある生活がしたい」
「やりがいだけでは食べていけない」
「働くのは生活のため」
「世の中、金がすべて」
「仕事にやり甲斐を求めていない」
「同じ時間を働くなら給料が高い方がいい」
「理想と現実は違う」
「給料が高いほうが色々なことにチャレンジ出来るから」
「やりがいあっても、安すぎる給料では生活ができぬ」
「やりがいなどという曖昧な気持ちでは長続きしない」
「給料が高ければ不満があってもちょっとくらいなら耐えられるから」
「資本主義の国で生きてる以上、それなりの選択や自由を得るためにはお金が必要」
「勉強や趣味のためにもお金は必要」
「『やりがい』などと言い出すのは、たいてい低賃金で労働者をこき使いたいブラック企業の経営者が多い。「やりがい搾取」という有名な言葉もあるくらいだ」

【やりがいと答えた人の声】「やりがいがないと仕事は続かない」

逆に「やりがい」を求める皆さんは、「メンタル面の充実度」を重要視する回答が大多数を占めた。他にも「やりがいがあれば給料もアップすると思う」「働き方改革が進む現代ではやりがいを求めた方がいい」など、今後の働き方を示唆する回答も印象的であった。

「人生が楽しく過ごしたいから」
「仕事に没頭できるから」
「扶養家族もなく酒もタバコもギャンブルもやらないので」
「精神的な充実があり、人生そのものを謳歌できるから」
「やる気が出ない仕事はしたくない」
「やりがいがないと続かない」
「一生続いていくものだから、最低限の給料があればやりがいを選ぶ」
「やりがいのある仕事に従事すれば、ゆくゆくは給料もアップすると思う」
「給料は生活できる分だけあればいい」
「給料ももちろん大事ですが、楽しいのが一番かなと思います」
「モチベーションや仕事の出来に影響するので,やりがいは重要」
「やはり『やりがい』がなくては苦しい時に踏ん張りきることが難しい」
「倍以上給料が高くなるというなら考えも違ってくるかもしれませんが、給料が高くても仕事の内容が自分にとって嫌なものだと結局続かなかったり体調をくずしてしまうのではないかと思います。やりがいのある仕事をして充実した生活を送りたいです」
「ある程度の収入は欲しいが今の世の中はあまり給料は期待出来ないし、働き方改革が進む現代ならやりがいを求めた方が良いと思う」

回答の中には「究極の選択です」「選べない」「バランスが大事」など、かなり頭を悩ませたことが窺える声も多かった。それほど、難しいテーマである「お金」と「やりがい」。自分の中で答えを見出しておけば、今後のワークライフに役立つかもしれない。