厳しくし過ぎると辞めてしまうし、甘くし過ぎるとつけあがるし……育ってきた時代が違う若い部下の対応に、日々頭を悩ませている上司の皆さんも多いのではないだろうか。中には、部下の口から放たれた思いがけないひと言に、苛立ったり落胆したりといった経験をお持ちの上司も少なくないはず。ここでは、マイナビニュース会員の会社員300人に"部下から言われたイラつく言葉"をテーマにアンケートしてみた。

  • 「前の上司がよかった」部下からのイラつく言葉を集めたら、切なくなった

    部下から言われてイラっとした言葉は?

部下のイラつく言葉、ナンバーワンは……

まずは、職場で一度は聞いたことがあるような部下から言われるとイラつく"鉄板ワード"の中から、どれが一番イラつくか投票してもらった。結果は、以下の通り。

  • 部下から言われてイラっとした言葉ランキング

1位「これってやる意味あります?」
2位「私には無理です、できません」
3位「めんどくさい」

トップスリーすべて共通するのは、上司からのお願いに対して怪訝に対応している言葉ばかり。どれも消極的であったりやる気が感じられなかったり、若手らしからぬ返答がそろっている。1位に関しては、もちろん意味があるからお願いしているのに、「意味ないっしょ?」的な疑問形で返してくるという反抗っぷりが腹立たしい。

イライラが止まらない部下の言葉たち

続いては、自由回答で今まで部下に言われてイラっとした言葉をアンケートしてみたのだが、「そんなこと言う!?」という驚きの言葉もちらほら。印象的だった回答を見ていきたい。

若者気取り系
「もう終わってますよ」
「今はそういう時代じゃないですよ」
「時代遅れですよ~」
「自分たちゆとり世代なんで」
「歳ですね」

言葉使い系
「ウンウン」(相槌)
「は?」
「で?」

屁理屈系
「やる意味あるんですか?」
「給料分はしっかり働いています」
「ぼく〇〇さん(重役)と仲良いんですけど、大丈夫っすか?」
「ぼくには責任ないんで帰りまーす」
「嘘も方便ですよ」
(伝えたのに)「聞いてません」
「前の上司の方がよかった」

消極的系
「できません」
「ムリっす」
「用事あるんで」
「時間の無駄です」
(定時になると)「早く帰りたいんで、後お願いできますか?」 「後でやります」
「定時なんで帰ります」
「もう限界です」

暴言系
「黙ってください」
「若いからってなめんなよ」
「知らねーし」

今、求められている"部下像"は?

ここまで、言われると思わず「イラっ」としてしまう部下の言葉を紹介してきたが、逆に上司たちはどのような部下を求めているのだろうか? アンケート結果はこちら。

「自分で考えて行動してくれる」
「信念がある」
「やる気がある」
「柔軟な発想ができる」
「自立心が強い」
「素直で相手の気持ちが考えられる」
「前向きな人」
「何でも一生懸命取り組んでくれる」
「真面目」

世の上司たちは、このような部下を求めているそうだ。イラっとする言葉では、やる気のない発言に憤りを感じている人が多かったが、こちらは逆に前向きで自主的に行動してくれる部下を求める声が多かった。世の部下の皆さんは、いつもより少しやる気のある行動や言動を心がけるだけで、上司たちからの見る目を変えられるかもしれない。