インテージは11月21日、11月22日の「いい夫婦の日」にちなんで実施した夫婦に関する意識調査の結果を発表した。調査期間は2019年10月28~30日、調査対象は20~60代の個人で、有効回答は3,338人。

「夫婦仲がよい」、女性は40代を境に減少

  • ご自身の夫婦仲について

自分たち夫婦の仲をどう感じているかを、「よい(3段階)」「どちらともいえない」「よくない(3段階)」の7段階で尋ねると、約3人に2人にあたる計65.0%が「よい」と回答。一方、10人に1人以上の計10.8%が「よくない」と答えた。

夫婦仲について年代別にみると、女性は20・30代では8割近くが「よい」と回答したのに対し、40代では60%台に減少した。他方、男性は20代の70%台が最も高く、年代が上がるごとに低下していくが、60代になると60%台半ばまで回復した。

次に配偶者と一緒に楽しみたいことを聞くと、全般的に女性より男性の方が高い数字を記録。特に「泊りがけの国内旅行」(男性73%、女性60%)や「海外旅行」(同:59%、46%)など旅行関係では男性の方が10ポイント以上高かったほか、外食、映画館や美術館・博物館、コンサートやライブ・観劇に行くなどでも男女の差は顕著だった。

年代別にみると、女性は夫婦仲同様、40代から数字が大きく落ち込む傾向があり、旅行関係や外食、映画館、散歩・ウオーキング・ジョギングなどで15ポイント程度低下していた。一方、男性は年代による大きな偏りはなく、定年を迎えた60代から夫婦一緒に何かを楽しみたいという人がやや増加する傾向がみられた。

同調査では、「その時になって夫婦間の温度差が大きくなっていないように、普段からの密なコミュニケーションなどが必要になってくるかも知れません」と指摘している。