アイドルグループ・TOKIOの松岡昌宏主演のテレビ東京系ドラマ『死役所』(毎週水曜 24:12〜)のゲスト出演者が20日、明らかになった。

  • 佐々木みゆ

同作はあずみきしによる同名人気漫画の実写化作品。この世を去った者たちが最初に訪れる、あの世の市役所ならぬ「死役所」で、次から次へと現れる死者に「お客様は仏様です」と慇懃無礼な態度で対応する職員シ村(松岡)が、訪れる死者と対話していく。

27日放送の第7話では、シ役所職員・イシ間(でんでん)の過去に迫った衝撃回「石間徳治」(原作第2巻に収録)を放送。どうしてイシ間は死刑囚となったのか、どのように誰を殺したのかが明らかに。イシ間の姪・ミチ役は『seventeen』専属モデルとして活躍し、女優としても注目を集める田鍋梨々花が演じる。

12月4日放送の第8話では、“育児放棄”という現代社会の闇にスポットを当てたエピソード「あしたのわたし」(原作第1巻に収録)を放送。終盤に向けては、謎めいていたシ村の過去も明かされていく。保育園児であり、母親である瞳と2人暮らしだが虐待を受け、壮絶な最期を遂げることとなった少女・小野田凛役として、第71回カンヌ国際映画祭の最高賞であるパルム・ドールを獲得し話題となった是枝裕和監督『万引き家族』に出演した天才子役・佐々木みゆが出演。その凛の母であり、かつては凛に愛情を持って接していたものの、愛情が薄れ、やがて取り返しのつかない事件を起こす小野田瞳を前田亜季、保育士として凛の異変に気付き、凜に寄り添おうと奮闘する・あかねを、吉田志織が演じる。

でんでん コメント

撮影時の天候が雨、気温も低くスタッフ、俳優ともに過酷だったと思います。それでも、姪っ子役の田鍋梨々花さんがとても可愛いらしい子でしたし、名村辰さん、畠山紫音の頑張る姿にも感化されながら撮影に臨みました。石間としては非常に起伏の激しい回でしたが、俳優としてとてもやりがいがありました。気迫とエネルギーを持ち石間の過去を演じられたのではないかと思っています。

佐々木みゆ コメント

死役所に出られることになり、生まれて初めてマンガを読みました。少しこわかったけど、演技をしているとマンガの中に入ったようなふしぎな気持ちで、とてもうれしかったです。りんちゃんは、みんなに優しい女の子。同じ保育園にいたら、おともだちになって一緒にあそびたかったです。宝物をずっと大事にしているところが私とそっくりだなーと思いました。すごく辛いシーンもあるけど、りんちゃんとお母さんが仲良しだったときはすっごく幸せだったので、ぜひ注目してほしいです。私は演技で笑うのが少し苦手でむずかしかったんですが、松岡さんや死役所の人たちがカメラの後ろでたくさんがんばって笑わせてくれました。たくさんの人たちと一生懸命撮影したので、ぜひみてください!

前田亜季 コメント

原作の世界観に衝撃をうけました。良いことばかりが都合良く描かれることのない、心に突き刺さる話が多く、苦しくなりましたが、だからこそしっかり向き合って演じなければ、という思いになりました。今までに経験のない役柄でしたが、娘役の佐々木みゆさんのプロフェッショナルさに救われ、なんとか撮影を終えました。とても厳しいテーマが潜む40分ですが、他者に対する想像力の大切さを痛感します。ドラマをご覧になった方が、遠い場所のお話、と思わずに、身近な出来事として想像力をはたらかせるきっかけになったら、と思います。