俳優の濱津隆之が、テレビ東京系新ドラマ25『絶メシロード』(毎週金曜 24:52〜25:23)の主演を務めることが19日、明らかになった。酒井若菜、山本耕史が共演する。

  • 濱津隆之

同作はどこにでもいるごく普通のサラリーマン・須田民生(濱津)が、唯一の趣味である絶滅しそうなメシ=“絶メシ”を求めて旅に出る様子を描く。 期限は金曜の帰宅後から、妻(酒井)と娘が好きなアイドルグループのライブ遠征から帰ってくる土曜日の夕方までの一泊二日。民生は誰も誘わない・誰も巻き込まない・予算はお小遣いの範囲内で、をモットーに “絶メシ”を求め日本全国を車一つで駆け回る。

主人公・須田民生を演じるのは、映画『カメラを止めるな!』で主役を演じ、同作で第42回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞した濱津隆之。近作では、日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』(TBS) やドラマイズム『都立水商! 〜令和〜』(MBS)など話題作に続々出演し注目を受けている。

民生の妻・須田佳苗を演じるのは、数々のドラマや映画に出演する傍ら、 作家としても幅広く活躍する酒井若菜。民生が旅先で出会うベテラン車中泊マスター・鏑木勉を、数多くのドラマや映画で活躍しながら舞台や ミュージカルでも存在感を放つ実力派俳優・山本耕史が演じる。さらに、西村瑠香(青春高校3年C組)や長村航希、野間口徹など個性豊かな共演者も続々登場する。

主題歌は澤部渡のソロプロジェクトとして多重録音によるレコーディングを中心に活動する、スカートの「標識の影・鉄塔の影」に決定。澤部は「台本を読ませていただきながら詩や曲を書きました。帰り道のうれしさとさみしさが同時に押し寄せるあの感じが出せたような気がしています」とコメントを寄せた。

濱津隆之 コメント

お店の雰囲気、店主の人柄、出てくるご飯、どの店も全てが悉く最高でした。
そして何より、つくづく店主の人柄だなぁと思いました。お店の雰囲気も、美味しいご飯も、そこに通う常連さん達も。しがない中年サラリーマンが主人公ですが、主役は毎回出てくるそんな味わいまみれのお店達です。
趣味も欲もない自分が、うっかりやってみたくなってしまいました。週末出掛けられないそこの皆さん、いかがでしょう。
見てくれた人達の何かしらが少しでもふわっと和らいだらいいなぁと思います。

酒井若菜 コメント

濱津さんの愛くるしさに癒され続けた撮影でした。このドラマを通し、食というものは身体だけでなく心の栄養にもなるのだとつくづく感じました。優しい主演と、優しいスタッフと、優しい脚本。優しい人たちが作る優しいドラマを、日々の生活に疲れてしまったかもしれない優しい皆さまへお届けできることがとても嬉しいです。

山本耕史 コメント

絶メシ……その言葉の意味を知った時、ただの他人事ではない気がした。
新しいモノが次から次へと目まぐるしく入れ替わる世の中。
そんな世の中を横目にしぶとく食らいついていくその姿。
その姿は、僕ら俳優も何となく気付いていて、それでいて理想のゴールの姿であるのかもしれない。
もし仮に……もし仮に絶滅したとしても誰かに惜しまれゆく存在である、ということ。
最後は成りたいものだ。僕らも絶メシに……。

プロデューサー:寺原洋平(テレビ東京) コメント

濱津さん演じる真面目で気の優しい主人公の民生が密に楽しむ金曜深夜から土曜の夕方までの一泊二日小さな大冒険。ちゃんとした仕事も家庭もあるのに、少しだけ一人になりたいと感じている 多くの中年サラリーマンの方にドラマを見ていただくことで、共感してもらい、自分もやってみたいと思ってもらえたら嬉しいです。限られた時間内で車中泊と絶メシ食堂を堪能する民生の冒険は家庭にも家計にも優しいありそうでなかったライフスタイルになっており、きっと男の小さなロマンをくすぐるはずです。仕事が終わった金曜深夜、ハリウッドとは程遠い、日本のサラリーマンサイズ のワイルドじゃないロードムービー的ドラマを是非お愉しみください!

ドラマ原案:畑中翔太(博報堂ケトル) コメント

“絶やしたくない絶品グルメ”『絶メシ』は、時代の流れととも次々となくなってしまっている、まちの古い個人飲食店にもう一度光を当てる地域創生プロジェクトとして、2年前に群馬県高崎市からスタートしました。現在では他の都道府県にも絶メシが展開されている中、この取り組みをより全国に広げたいという想いから、今回テレビ東京さんとタッグを組み、念願のTVドラマ化が決定しました。
今回ドラマのために全国にある絶メシをリサーチし、全12話毎回異なるエリアの“絶メシ店”が登場します。ストーリーも実際の店主さんたちの取材をもとに構成しており、味わい深いお店のエピソードもドラマの魅力の一つです。このドラマを観た方々が、民生さんのように車中泊をしたり、知らないまちのお店に行ったりしてくれる、そんな「地域創生ドラマ」になれることを期待しています。