今年で3回目を迎える『女芸人No.1決定戦 THE W 2019』(決勝=日本テレビ系、12月9日20:00~22:54生放送)の決勝進出者10組が28日、東京・汐留の同局で行われた会見で発表された。今回も、異色の芸人たちが名を連ねている。

  • (左から)そのこ、にぼしいわし、123☆45

吉本興業所属のそのこ(38)は、芸歴わずか半年。養成所のNSCに入る前は陸上自衛隊に入っていたといい、若手とは思えない落ち着きのトーンで、「ここでしっかり自衛隊代表で」と、勝手に古巣の大組織を背負って挑むことを宣言した。

また、にぼし(27)といわし(27)が組む7年目の漫才コンビ・にぼしいわしは、この『THE W』決勝がテレビ初出演。所属するのは、大阪にある「スパンキープロダクション」だが、いわしは「事務所の大きさが4畳しかないんです」と打ち明け、他の芸人から「更衣室?」と聞かれると、「社長がちゃんとそこで仕事してます!」と強調した。

普段は関西で、地下のライブ劇場に月60ステージという驚異的な場数を踏んでいるそう。最後は「小さい事務所なんで、もし大手の事務所の方いらしゃいましたら、ぜひ引き抜いていただければ」と社長が見守る中で発言し、進行の青木源太アナウンサーを慌てさせた。

そして、イズミ(37)とヨーコ(39)のコンビ・123☆45(イズミ・ヨーコ)は、プロダクションに所属しないフリーの芸人。08年から15年に活動していたが、今年4年ぶりに再結成し、今回が『THE W』初出場だ。

普段の活動を聞かれると、イズミは東北訛りで「地元の岩手県野田村で里山管理のお手伝いをしています」と明かし、カメラに向かって「村長、頑張ります!」と力強くコメント。「THE W 大会サポーター」のEXIT・りんたろー。は、今回の出場で123☆45がブレイクしたら「村長がすげぇチャラい指輪買うかもしれない」と危惧していた。

いずれも、まだ全国的には無名の存在である3組だが、抽選の結果、なんとAブロックのスタートからネタを見せることが決定(1番目:そのこ、2番目:にぼしいわし、3番目:123☆45)。このダークホースたちが、今年の『THE W』をオープニングから大きくかき乱していくのか、注目だ。