大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)と阪急電鉄は25日、堺筋線と阪急京都線が1969年12月6日に相互直通運転を開始(堺筋線天神橋筋六丁目~動物園前間開通と同時)してから今年で50周年を迎えることを記念し、イベント列車の運行や企画乗車券の発売、ヘッドマークの掲出、スタンプラリーなどの記念事業を実施すると発表した。

  • 「Osaka Metro堺筋線・阪急京都線相互直通50周年記念乗車券」

イベント列車は12月7日、堺筋線車両(66系リニューアル車両8両編成)を使用し、天下茶屋~桂間を途中駅で停車せず運行。このうち阪急京都線の高槻市~桂間については、堺筋線の列車が普段乗り入れていない区間だという。プレミアム景品抽選会や写真撮影会も開催し、参加者全員に記念品が進呈される。

ホームページ(Osaka Metro)からの事前応募制となっており、応募期間は10月28日から11月8日まで。募集人数は300人で、応募者多数の場合は抽選となる。参加費は無料。

企画乗車券「Osaka Metro堺筋線・阪急京都線相互直通50周年記念乗車券」は、大阪市高速電気軌道と大阪シティバスの各線、阪急京都線が1日乗り放題となる記念乗車券(磁気カードタイプ)。相互直通運転を開始した当時の記念乗車券の複製券とセットにして発売される。複製券は乗車券としては使用できないが、改札印を記念に押印できるように、相互直通運転を開始した当時の改札印を模したスタンプを同時開催する記念スタンプラリーのスタンプ台に設置するとのこと。

  • 相互直通運転開始時の記念乗車券の複製券(Osaka Metro版)

  • 相互直通運転開始時の記念乗車券の複製券(阪急電鉄版)

企画乗車券は「Osaka Metro版」「阪急電鉄版」の2種類(各4,000セット)あり、発売期間は11月2日から12月29日まで。有効期間は任意の1日のみとなる。価格は1,400円。「Osaka Metro版」は堺筋線各駅の駅長室や定期券発売所・案内カウンター、「阪急電鉄版」は阪急電鉄ごあんないカウンターや阪急京都観光案内所(河原町・烏丸)にて販売される。

相互直通運転開始50周年を記念した共通ヘッドマークも掲出。堺筋線の車両8編成と阪急京都線の車両5編成、計13編成に掲出して運行する。11月2日から順次掲出され、掲出期間は12月29日までとなっている。

  • 相互直通運転開始50周年の共通ヘッドマーク

記念スタンプラリーも11月2日から12月29日まで実施。堺筋線の6駅、阪急京都本線・千里線の3駅に設置されるスタンプを計5駅分(堺筋線3駅、阪急京都本線・千里線2駅)集めてゴールすると、先着3,000名にオリジナルステッカー(車両のイラスト・駅名看板・行先銘板などをデザインした2枚組)が進呈される。スタンプ台紙は大阪市高速電気軌道の全駅と阪急電鉄主要駅のごあんないカウンターで配布する。

その他、相互直通50周年の記念グッズ(缶バッチ・ハンドタオルなど)を各イベントで発売。12月7日に北浜駅で「Osaka Metro北浜駅 相互直通50周年記念イベント」が開催(10~15時)され、相互直通50周年記念グッズの発売やミニ地下鉄の運行などのイベントが催される。