日本初開催となる「ラグビーワールドカップ」。日本がベスト8に入り、さらに盛り上がりをみせていますね。せっかくなので応援したいけど、ラグビーのルールも分からないしどうすれば……と思っている方も安心してください。今回はにわかファン代表として筆者が「ファンゾーン」へ行ってきました。体験してみて分かったファンゾーンの楽しみ方やラグビー観戦時の注意点をご紹介します。

  • ラグビー、にわかファンが「ファンゾーン」で観戦してみた

    ラグビー、にわかファンが「ファンゾーン」で観戦してみた

 ファンゾーンは激込みです

「ファンゾーン」とは、ラグビーワールドカップ2019開催期間中、北は北海道・札幌から南は九州・大分まで12開催都市、全16会場用意され、誰でも無料で入場することができるイベントスペースのことです。パブリックビューイングという言葉に置き換えればイメージしやすいでしょうか。

ファンゾーンでは会場に設置された大型ビジョンで観戦できるだけでなく、ラグビー体験コーナーなどさまざまなブースも用意されています。にわかファンである筆者は当然観戦チケットを持っていないので、「無料&大型ビジョン」という言葉に惹かれ、有楽町(東京)にある「東京スポーツスクエア」へ行くことに。観戦したのは10月13日に行われた「日本VSスコットランド」戦です。

普段は試合数などにもよりますが、お昼の12時から空いている日もあるファンゾーン。日本戦の19時45分キックオフに向け、何時に行こうか朝から考えていたところ、この日は前日の台風19号の影響もあり18時からオープンとのことでした。営業時間等の変更については公式twitterへ適宜ツイートされますので確認してみてください。

試合開始約3時間前の17時に現地到着。すでにたくさんの人が……! 入るまでに1時間くらいかかりました。後々聞くと入れない人もいたそうです。

 会場の中の様子や楽しみ方は?

会場は1階と2階に分かれており、1階のみお酒が飲めるとのことだったので1階で観戦することに。1階には3つの大型ビジョンがあり、前の方には椅子もいくつか用意されています。ゆっくり座ってみたいという方は、かなり早く来れば座れるかもしれません。お子さん連れの方やお酒はいらないという方は2階がおすすめ。始まる前に覗きに行くと、多くの人が座っており、落ち着いた雰囲気でした。

  • ファンゾーン、2階の様子

    ファンゾーン、2階の様子

会場内にはラグビーグッズのショップはもちろん、さまざまなブースも出ていました。筆者のおすすめは2階にあるユニフォームを着て写真が撮れるブースとペインティングをしてもらえるブース。

ユニフォームは各国のものが用意されているので、日本代表ユニフォームやハカが印象的なニュージーランド・オールブラックスのユニフォームなどを着て写真が撮れます。またペインティングブースでは顔のペインティングかマニキュアを選べます。

どちらも無料なので、体験して応援への気分を上げてみてはいかがでしょうか。

  • 日本代表ユニフォームを着て“ぱしゃり”

スポーツ観戦の楽しみのひとつといえばフードとドリンク。会場内ではソフトドリンクやアルコール類、またフィッシュアンドチップスなど各国のソウルフードが楽しめます。試合開始前はかなり並んでいるので直前の少しすいたときがねらい目です。

観戦時のポイントは?

会場も満員になり、いざ、キックオフ! 試合内容については皆さんご存知だと思うので割愛しますが接戦の結果、日本の勝利となりましたね。興奮に包まれた会場では試合後も多くの方がその勝利を喜んでいました。

今回観戦してみて、選手やルールを詳しく知らなくても楽しめるのがラグビーの良さだと感じました。ラグビー人気をもっと高めるため、にわかファンも大歓迎とのことで観戦者も温かいです。しかし、点数の取り方くらいは勉強しておいてください。そうすれば他の方と同じタイミングで喜べるので。

もうひとつ気づいたことはラグビーの海外人気はすごいということ。ラグビーを観るために来日している人が多いというのもあるかと思いますが、ユニフォームを着ている人の多くは海外の方でした。英語を話したいという方は、会場でラグビーについて教えてもらいながら交流してみるなんて楽しみ方もできるかもしれません。

  • ラグビーを通して国際交流も

観戦時には“ここ”を注意

ファンゾーンでの観戦で注意する点は「現地に早く着く」「見えなくてもあきらめない」「持ち物には注意する」ことです。

上記にも述べましたが、会場はかなり込み、入場制限もかかります。せっかく応援しようと思っていたのに入れないのはもったいないので、早めに行って色々なブースを回り試合まで過ごしてみてはいかがでしょうか。

また、日本ではまだまだ数少ないラグビーファンも海外では大人気です。これは筆者の問題でもありますが、身長が低いため、人ごみに入ると海外の方に埋もれてしまいます。大型ビジョンといえど見えないこともあるので、選手同様あきらめず応援しましょう。

最後に、人混みが多い場所で熱心に応援していると、周りが見えなくなります。筆者のように自宅の鍵を落とした……なんてことにならないよう、自分の持ち物には注意を払ってください。

ラグビーワールドカップも残り約2週間。にわかファンでもそうでなくても、20日には日本戦もありますので、しっかり応援してラグビーの雰囲気を楽しんでください。