日本経済新聞出版社は10月3日、『現場で役立つ! ハラスメントを許さない現場力と組織力』(税込1,760円)を発売した。2020年4月から大企業、2022年4月から中小企業を対象にパワハラ防止措置が義務化されるなか、現場レベルでの「グレーゾーン」への対応を具体的に解説している。
著者の鈴木瑞穂氏は、インプレッション・ラーニングのコンプライアンス・法務教育部門インストラクターとして、上場企業の研修講義を行っている。
本書によると、「職場で家族写真を机に飾るとセクハラ!?」「厨房で『あ、やけどするぞ!』危ない場面で叱ってもパワハラ!?」「芸能事務所で水着のキャンペーンポスターはセクハラ!?」など、一見何も問題のなさそうな日常的なコミュニケーションが、ハラスメントのグレーゾーンとして職場で問題となっている。
これらの判断が難しいグレーゾーンの問題とその対処法を解説するという。