全国各地にあるご当地グルメ。いつも食べていたアレ、そういえば引っ越してから食べていないということはないだろうか。全国区だと思っていたのに、実は地域限定だった……とカルチャーショックを受けたことがある人もいるだろう。その地域でしかあまり食べることがないグルメは各地に存在する。

そこでマイナビニュース会員520名に、地域で食べられるグルメに関するアンケートを行った。今回は回答で集まった中国・四国地方のご当地グルメを紹介しよう。

  • 中国・四国地方のご当地グルメとは?

    中国・四国地方のご当地グルメとは?

岡山県

・きびだんご
「桃太郎で有名なお菓子です」(65歳/その他/その他)

かつて吉備国と呼ばれた岡山県を代表する餅菓子。現在は、もち米の粉を混ぜた求肥を成形し、碁石型にしたもの。キビの粉を混ぜて風味をつけるものもある。

・むらすゞめ
「あんこがたっぷりでおいしい」

クレープのように薄く丸く焼いた外皮で、甘さを抑えて丁寧に炊き上げた小豆の粒餡を包んだ銘菓。職人がひとつずつ手作りしている伝統の味に対する根強いファンが多いようだ。

広島県

  • 広島県と言えば、やっぱりコレ!

・広島風お好み焼き
「フワフワの焼き具合とそば入りがたまりません!」(57歳男性/その他/その他)

小麦粉の生地を円形に伸ばし、たっぷりのキャベツをはじめ、もやしや豚肉、焼きそば、卵などの具材を重ねて焼き上げ、ソースをかけたもの。具材を鉄板に押し付けて平たくするため、見た目よりもボリュームがある。

・もみじ饅頭
「揚げたもみじ饅頭がありました」(35歳男性/その他/その他)
・でべら
「お正月の風物詩で大好きです」(57歳男性/その他/その他)

でべらとはヒラメを素干しにしたもので、手の平をひろげたような形をしているところに名前が由来していると考えられている。広島県の尾道の名産品として知られている。

鳥取県

・ふろしきまんじゅう
「昔から食べている懐かしい味。薄い皮とあんこのバランスが絶妙」(50歳女性/ドラッグストア・調剤薬局/その他)

蒸しパン状の生地でこしあんを包んだまんじゅう。白下糖や黒砂糖が使われており、皮の黒い色は黒砂糖由来のもの。餡を包む際に、生地を風呂敷のように広げることから、この名称となっている。

・打吹公園だんご
「あっさりしただんご」(59歳男性/サービス/営業関連)

島根県

・どじょう掬いまんじゅう
「小さいころから発売されていたお菓子で、今でも結構売れているようです」(61歳女性/その他/その他)

安来節に使うひょっとこのお面と水玉の手ぬぐいをモチーフにした白あんの饅頭。近年では、抹茶、チョコ、いちご、二十世紀梨、栗などさまざまな味わいのものが登場している。

・山川
「柔らかい、しっとりした落雁で、食べやすい」(59歳女性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)

山口県

  • 伝統銘菓の一つであるういろう

・ういろう
「銘菓」(50歳男性/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)

蒸し菓子の一種で、やわらかくトロリとした食感が特徴。うるちまいに少量の水を加えてかき混ぜたものに、氷砂糖を細かく砕いて混ぜてほぐす。これを蒸籠(せいろう)の中で蒸し上げれば、白ういろうができる。現在は、白ういろう以外にもさまざまなフレーバーが販売されている。諸説あるが、室町時代に考案されたとする説もあるなど、歴史は長い。山口のほか、小田原、名古屋、京都でも銘菓とされている。

香川県

  • 毎食さぬきうどんでもいいぐらい、本場の味はおいしいぞ

・さぬきうどん
「モチモチのしっかりとしたのど越しで、4~5玉くらいは余裕で食べられる。おいしく、安く食べられるのも魅力!」(65歳男性/その他/その他)

他県のものに比べて、非常に強いコシが特徴的なうどん。小麦をはじめ、塩、醤油のほか、出汁をとるための煮干し(いりこ)など、うどんを作るための材料が古くから豊富で、古くから現在に至るまで広く食されている。

・金時豆の天ぷら
「甘く煮た金時豆を天ぷらにしているので、食べ応えがあるし腹持ちはよく、おいしい」(45歳女性/サービス/販売・サービス関連)
・たこ判
「金刀比羅宮に行った時に、出店でいただきました。大判焼きを焼く機材で焼いており、タコ焼きとお好み焼きの中間の味付け」(50歳女性/専門店/販売・サービス関連)

愛媛県

・霧の森大福
「抹茶」(52歳女性/その他/その他)

30年間、農薬を一度も使っていない茶畑を有する全国でも珍しいお茶どころ・愛媛県新宮町の茶葉を使った、香り豊かなお菓子。厳選されたかぶせ抹茶を練り込んだ餅で、こしあんとクリームを包んでいる。

・母恵夢(ぽえむ)
「まんじゅうが嫌いな自分でもこの白あんはとてもおいしい」(56歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)

高知県

・ミレービスケット
「ほんのり甘くしっかりした食感で、油で揚げているのにあっさりしていて食べ始めたら止まらない!」(65歳男性/その他/その他)

コインサイズのビスケットを油で揚げたお菓子。元々は大手企業から製造を請け負っていた地元の煎り豆工場が、豆と同じ製造ラインで製造していたため独特の風味があると言われ、現在では高知のソウルフードとして親しまれているという。

・鍋焼きラーメン
「安くておいしい」(59歳男性/フードビジネス/IT関連技術職)
・ごっくん馬路村
「飲みやすい」(51歳男性/鉱業・金属製品・鉄鋼/建築・土木関連技術職)

数々のご当地グルメを紹介してきたが、中には初めて聞くような食べ物もあったのではないだろうか。取り寄せができるようなものもあるが、気になったものがあったならばぜひ現地を訪れて食べてみてほしい。

調査時期: 2019年7月10日~11日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 520名
調査方法: インターネットログイン式アンケート