子役の城桧吏が、映画『都会のトム&ソーヤ』(2020年夏公開)に主演することが6日、明らかになった。

  • 城桧吏

同作は、はやみねかおるによるシリーズ累計180万部超えの同名推理小説の実写化作品。“究極のゲーム”を作るため 、都会の様々な場所を舞台に、どんな状況も切り抜けられるサバイバル能力を持つの内藤内人と、学校始まって以来の天才と言われ一大財閥“竜王グループ”の御曹司である竜王創也の中学生コンビが、推理と冒険を繰り広げて いく。

対照的なタイプの2人が活躍するバディものとなっており、2003年の刊行開始からほぼ年1作のペースで発売され、現在はシリーズ16巻に加え、ゲームブック2巻とファンブック1巻も出版されている。「小・中学生で知らない子はいない」と言われる程の絶大な人気を誇る原作を映画化するにあたり、主人公の内藤内人役として、第71回カンヌ国際映画祭にてパルムドール(最高賞)を受賞した『万引き家族』(2018)で大注目を浴びた城桧吏(じょう か いり)が映画初主演を飾る。

監督を務めるのは、『ニセコイ』『チア☆ダン 女子高 生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話』など話題の青春映画を多数手が けきた河合勇人。脚本を担当するのは、社会現象にもなり現在劇場版が公開中の『おっさんずラブ』を手がけた徳尾浩司が決定した。

城桧吏 コメント

『都会のトム&ソーヤ』は小学校の時に図書室で借りて、読んだ事がありました。まさか、この本の主人公、内藤内人役に自分がなれるなんて思ってもいなかったので、出演させて頂く事が決まって、とても驚き、とても嬉しく思っています。 初めて主演をさせて頂くので、少し不安でドキドキですが、皆様の期待に応えられる様に頑張ります! 今までやったことのない役なので今からすごく楽しみです! 明るくサバイバル能力に優れている内人になりきりたいと思います!!

河合勇人監督 コメント

はやみねかおる先生の『都会のトム&ソーヤ』は放課後、友だちと川っぺりをどこまで行けるか歩いたり秘密基地を作って宝物を隠したりして遊んだ少年時代の幸福な時間を思い出させてくれました。今回 映画を監督させて頂くにあたり自分の中に眠っていたトム&ソーヤを縦横無尽に暴れさせて現代の子どもたちを巻き込んで新たな冒険に出てみたいと思います。さあみんな、スマホを捨て都会に出よう! (あ、でもスマホは持って行った方がいいか?)

徳尾浩司(脚本) コメント

はやみね先生の描かれる『都会のトム&ソーヤ』には、次々とページをめくりたくなるワクワク感が詰まっています。映画でもその世界観を大切にして、ぐいぐいとスクリーンに吸い込まれるような、躍動感の溢れる内人と創也の冒険をお届けできたらと思います。『都会のトム&ソーヤ』で育ったお父さんお母さん、今『都会のトム&ソーヤ』が大好きな少年少女、皆さんで楽しめる映画にしたいです。

はやみねかおる(原作) コメント

『都会のトム&ソーヤ』の実写映画化が決まりました。これも、読者の皆様のおかげです。本当にありが とうございます。河合勇人監督に徳尾浩司脚本と来れば、ぼくにとっては『スリル! ~赤の章・黒の章 ~』。内藤内人役は『万引き家族』の城桧吏さん。そして、多くのスタッフのみなさん。いったい、どんな 『都会のトム&ソーヤ』を見せてくださるのか? 今からワクワクしています。(ポップコーンとコーラは、 すでに用意できてます)