モデルで女優の玉城ティナがこのほど、主演を務めるCS・フジテレビTWOのドラマ『受験ゾンビ』(10月20日23:00~24:00)の取材に、脚本・監督の現役高校生・伊藤佑里香さんとともに応じた。

  • 脚本・監督の伊藤佑里香さん(左)と玉城ティナ

このドラマは、フジテレビが主催する高校生を対象としたシナリオコンテスト「第6回ドラマ甲子園」の大賞受賞作品。次々にゾンビ化していく生徒たちを描きながら、受験に対する悩み、苦しみなどの感情を切り取ったリアルな現代高校生たちの人間ドラマで、脚本を応募した伊藤さんが、撮影の監督も担当した。

伊藤さんの撮影現場での様子について、玉城は「わりと毎回的確に『こういうふうにお願いします』と、指示を出してくださいました。直すところと、そのままでいいところを本当に分かりやすく言葉で説明してくれてたのが、ものすごく印象的でした」と報告。

また、「私は正解が分かる監督さんが好きなので、そういう意味で言うと好みがはっきりしてるのかなと思いました」と馬が合ったようで、「演者とのコミュニケーションの取り方もスムーズでした」とその姿勢を評価し、「(高校生監督だと)思わせないくらいだったので、『(今まで)何作か撮ってるんじゃないのかな?』って思いました」と驚いたそうだ。

一方で、「初日は確かに緊張はあったんですけど、素直に分からないことを聞いていく姿勢が1日で反映されて、それがまた次の日に次の日にと良くなっていく感じがあって、私もそういう気持ちでまっすぐ挑まないとなと思ってましたね」と、初々しさを見て気を引き締めたことも明かした。

そんな伊藤さんは、玉城の印象について、「脚本を書いているときに参考に見ていた映画の中に玉城さんの出演されているものが2作品あった」といい、「それまではモデルさんとして意識してたんですけど、(2つの作品を見て)あまりにも雰囲気が違うから、すごい女優さんなんだなって感じていて、その後ヒロインとして玉城さんが決まったというのを知って『運命的だな』と思いました」とのこと。

さらに、「他の役者さんも、今まで見てた作品に出てる方がいて、私の作品ではどういう演技を見せてくれるんだろうと思って、すごくワクワクしました(笑)」と、高揚した心境で撮影に臨んだことを話した。

  • 撮影の様子

玉城と伊藤さんは3歳差の同世代で、撮影は群馬・桐生の廃校で1週間、合宿のような状況で行ったが、現場の雰囲気について、伊藤さんは「お昼ごはんをみんなで一緒に食べて、役者さんが一気に集まるシーンがあると、その分話す機会も多くなりますし、撮影現場のテンション自体も叫んだり逃げたりで高くて、すべてのことが新鮮だったので、すごく楽しい現場だったと思います」と回想。

玉城も「すごい良かったと思いますし、ゾンビのドラマなので逃げ回ったり立ち向かったりするシーンは体力も使うんですけど、その分みんなハイになりながらやってましたね(笑)」と振り返った。

そして、ドラマの見どころについて、伊藤さんは「同世代の方に見てもらって救われる作品にしたいなと思って脚本の段階から撮影・編集までやってきました。また、役者さんの表情にすごく引き込まれたので、そういうのも注目して見てほしいと思います」とアピール。

玉城は「『受験ゾンビ』というタイトルに私がひかれたのと同じように視聴者の皆さんも『どういうふうになってるんだろう?』と楽しみにしてると思います。受験や学生時代の記憶を少しずつ思い出しながら、自分はどのキャラクターに近いのか当ててもらいつつ、役者や監督の熱い気持ちも乗っかって皆さんに伝わればいいなと思っています」と気持ちを込めた。

  • 玉城ティナ(中央)

  • (左から)坂東龍汰、望月歩、堀田真由、玉城ティナ

  • (左から)木本花音、堀田真由、玉城ティナ、坂東龍汰、中島広稀、望月歩

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