全国各地にあるご当地グルメやローカルフード。いつも食べていたあれ、そういえば引っ越してから食べていないということはないだろうか。全国区だと思っていたのに、実は地域限定だった……とカルチャーショックを受けたことがある人もいるだろう。その地域でしかあまり食べることがないグルメは各地に存在する。

そこで今回はマイナビニュース会員520名に、ご当地グルメに関するアンケートを行った。今回はアンケートの回答に寄せられた、北海道の魅力が詰まったグルメを紹介しよう。

やきそば弁当

  • 北海道民に長く親しまれている「やきそば弁当」※2019年8月現在は期間限定にて「レバンガ北海道を応援しています」パッケージとなっている

    北海道民に長く親しまれている「やきそば弁当」(※2019年8月現在は期間限定にて「レバンガ北海道を応援しています」パッケージとなっている)

「どうしてあんなにおいしいのに全国販売じゃないんだろう。日頃カップラーメンの類はまったく食べないが、あれが売られている時は絶対に買う。ストック用まで買う」(女性/49歳/神奈川県/コンピューター機器/その他・専業主婦等)

「やきそば弁当」は、東洋水産が販売するマルちゃんのカップ焼そばシリーズの北海道限定商品。道内で絶大な知名度と人気を誇っているご当地カップ焼そばだ。細めながらも歯ごたえとコシのある麺に、野菜と果実で少し甘めに仕上げたソースがマッチする逸品。カップ焼そばだが、スープも一緒に作れるのが「やきそば弁当」の特徴だ。付属の特製中華スープは、麺の戻し湯で作るため、余分なお湯を用意する必要がなく、麺やキャベツなどの具材の旨味が加わって、一石二鳥でおいしいスープを堪能できる。

豚丼

  •  はなとかち一番人気のメニュー「半ばら豚丼中盛」

    豚丼のはなとかち一番人気のメニュー「半ばら豚丼中盛」

「豚肉が柔らかい。ふっくらしている」(男性/48歳/長崎県/サービス/専門サービス関連)

北海道といえば新鮮な魚介をたっぷり使った海鮮丼のイメージだが、地元民に愛されているのは「豚丼」。甘辛いタレで味付けをして焼いた豚肉を、ごはんの上の乗せた十勝地方発祥のご当地グルメだ。豚丼の専門店はなとかちの「半ばら豚丼」は、コクがあって柔らかな道産豚ロースと甘みに深みのある道産豚ばら肉を、化学調味料を一切使用せず、日本酒と蜂蜜をたっぷり使った自家製ダレを繰り返し塗って焼きあげているそう。美唄市の契約農場で栽培している減農薬の道産米「ふっくりんこ」の上に盛り付け、網走産の山わさびと中札内の枝豆をあしらった、北海道産にこだわった極上の豚丼が味わえる。

ジンギスカン

  • ジンギスカンは白米とビールによく合う

    ジンギスカンは白米とビールによく合う

「ビールと合う!」(女性/56歳/鹿児島県/その他/その他・専業主婦等)

ラム肉と呼ばれる羊肉を使った焼き肉。独特なドーム型をしたジンギスカン鍋を使って楽しむのが本場の北海道流だ。タレに漬けたラム肉を焼いて食べる方法や焼いたラム肉をタレにつけて食べる方法など、地域によって食べ方は様々。濃いタレはごはんや野菜と相性が良く、食欲が止まらなくなってしまう。アンケートでは「とにかく肉と味付けがおいしい」「独特な香りが良い」とジンギスカンへの熱いコメントが寄せられた。北海道でぜひ味わいたい絶品グルメだ。

味噌ラーメン

  • 長年愛されている寳龍の味噌ラーメン

    長年愛されている寳龍の味噌ラーメン

「味のバランスが良い」(男性/36歳/埼玉県/サービス/専門職関連)

札幌ラーメンといえば有名なのは味噌ラーメンだろう。こだわりのラーメン店も多く、北海道の定番グルメといえる。北海道内外に多く店を構え、昭和32年に札幌ススキノに創業した寳龍(ほうりゅう)もミシュランガイド北海道に掲載されたことがある名店のひとつ。北海道知事賞受賞蔵味噌を使用した味噌ラーメンが名物だ。濃厚なコクがありながら、食べ飽きないバランスの取れたい味わいを楽しむことができる。

ザンギ

  • 唐揚げのようなザンギ

    唐揚げのようなザンギ

「唐揚げよりしっかりした味付けでビールによく合う」(女性/38歳/東京都/サービス/事務・企画・経営関連)

鶏肉などに小麦粉をまぶして油で揚げたものを北海道では「ザンギ」と呼ぶ。一般的な唐揚げと同じ製法だが、下味をしっかり濃くつけているものをザンギと区別するようだ。釧路付近では、海産物を揚げたものも「ザンギ」と呼び、鮭を揚げた鮭ザンギ、タコを揚げたタコザンギなど、地域によって特色あるザンギが食べられている。お店により味付けが異なるため、違いを味わうことができる。北海道に訪れた際は様々なザンギを食べ比べてみるのもいいだろう。