俳優の福士蒼汰が、10月期に放送されるTBS系金曜ドラマ『4分間のマリーゴールド』(毎週金曜22:00~)で、同局の連続ドラマに初主演することがこのほど、明らかになった。相手役には菜々緒が決定。主人公と義姉の“禁断の恋”を描く。

  • 福士蒼汰と菜々緒

    福士蒼汰と菜々緒

原作は、小学館の新人コミック大賞(青年部門)で大賞を受賞したキリエによる同名漫画。手を重ねた人の「死の運命」が視えてしまうという特殊な能力を持つ救急救命士・花巻みことと、命の期限が1年後に迫った義姉・沙羅との禁断の恋を描く切ないラブストーリーだ。みことを福士、沙羅を菜々緒が演じる。

幼い頃に母を亡くし、その後、父の再婚相手である義母、そして義母の連れ子の3人の兄弟と家族になったみことは、一つ屋根の下で暮らす義姉・沙羅に密かに想いを寄せていた。しかしある時、最愛の義姉・沙羅が28歳の誕生日にこの世を去るという「死の運命」を視てしまう。沙羅の幸せを心から願い、どうにかして命を救いたいと必死に考えるみこと。しかし、これまでに視た「死の運命」は、救命士としてどんなに手を尽くしても必ず現実になってしまっている。それでも“視える”自分だからこそ、この残酷な運命を変えられるのではないか。そんな中で、胸に秘めた沙羅への想いは抑えきれなくなっていき・・・。

福士は、本作では「禁断の愛」と「変えられない運命」に立ち向かう救命士役で新境地を開拓。菜々緒は、これまでさまざまな“悪女”を演じてきたが、今作では“ナチュラル系”に大胆イメチェンし、心優しく天真爛漫な女性を可憐に演じる。

福士と菜々緒のコメントは以下の通り。

■福士蒼汰
本作のお話をいただいてすぐに原作を読ませていただきました。ラブストーリーの名作はたくさんありますが、そのどれにも負けないくらいとても感動できる作品だと思いま す。原作を読んで涙し、台本を読んでまた泣きました。
「手を重ねた人の“死の運命”が視える」というフィクションの要素はありますが、物語はとてもリアルで新しいラブストーリーだと思います。主人公が運命に抗って進んで行 く中で、人間の本質的な部分が見えてくるところも面白いと感じました。
今回で初めて共演させていただく菜々緒さんは、これまで強い女性の役が多かった方という印象なので、天真爛漫な沙羅というヒロインをどう演じられるのか、ご一緒させていただくのが今からとても楽しみです。
この作品は、切ないラブストーリーとしての側面を通して、「生」と「死」についても深く考えられる作品になっていると思うので、涙覚悟でぜひご覧ください。

■菜々緒
恋愛ドラマのヒロインで出演させていただくのは初めてのことなので、楽しみな気持ちと不安な気持ちが入り混じっていますが、今までにない新たな一面をお見せできると思うので楽しみにしていただきたいです。沙羅は天真爛漫でピュアな女性です。周りの人を笑顔にする魅力を持っていて、優しさでできているような人。これまで悪女の役はたくさん演じましたが、“強い”部分が最初から最後までない役を演じたことはほぼないので(笑)、不安な部分もありますが楽しみです。
今回で初めて共演させていただく福士さんは、みこと像にぴったりの爽やかな好青年だと思います。みことが救命士として一生懸命頑張っている姿とかが、福士さんのイメージにとても合います。この作品は、切ないけど心温まるラブストーリーです。人の気持ちや思いが大事にされていて、運命に立ち向かうみことの姿に勇気づけられる部分もあるので、何かに立ち向かっている方への応援にもなる気がしています。色んな角度から楽しめる作品になっていると思うので、楽しみにしていてください。

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