JR四国とJR西日本は29日、新たにJR四国管内の7駅において、ICカード乗車券「ICOCA」のサービスを導入することに合意したと発表した。

  • 写真は香川県内の予讃線・土讃線で運行される普通列車

現在、JR四国では香川県内13駅(高松~多度津間各駅)で「ICOCA」のサービスを利用できる。今回の発表により、訪日外国人旅行者の来訪が多い観光地のアクセス駅に対しても、ICカード乗車券のサービスが導入されることになった。実施時期は2020年3月頃とされ、具体的なサービス開始日などの詳細については決定次第、発表される。

新たに「ICOCA」が利用可能になる駅は、予讃線の詫間駅・観音寺駅、土讃線の善通寺駅・琴平駅、高徳線の栗林公園北口駅・栗林駅・屋島駅の計7駅。「ICOCA」に加え、全国相互利用対象のICカード乗車券「Kitaca」「PASMO」「Suica」「manaca(マナカ)」「TOICA」「PiTaPa」「はやかけん」「nimoca」「SUGOCA」も利用可能となる。

新たにサービスを導入する7駅では、「ICOCA」および全国相互利用対象のICカード乗車券での入出場とチャージ、「ICOCA」の発売・払戻しなどのサービスを提供。ただし、栗林公園北口駅と屋島駅はチャージ不可とされている。今回、追加導入される駅でも「ICOCA定期券」は利用できず、発売も行わないとのこと。