テレビ東京はきょう26日に、『先生、、、生きてますか?~会って、どうしても感謝の言葉を伝えたい。~』(26日18:55〜)を放送する。MCを南海キャンディーズ(山里亮太、山崎静代)が務め、ゲストにユースケ・サンタマリア、貴乃花光司が出演する。

  • 左から山里亮太、貴乃花光司、ユースケ・サンタマリア、山崎静代

同番組では、ゲストの印象に残っている先生が現在生きているのかを追跡し、生きていれば直接会って感謝を伝え、もし亡くなっていた場合は墓前に手を合わせ近況を報告する。

ゲストの貴乃花が会いたいのは、小学4年生~6年生の担任・滝川幸隆先生。滝川先生が相手を思いやることの大切さを教えてくれたために、貴乃花の人生は大きく変わったという。また平成4年1月の初優勝パレード時には、青梅街道の沿道に集まった人たちの中に先生とクラスメートの姿が。貴乃花のことを見守ってくれていた先生を探すために、東京都中野区中野新橋へ向かい、貴乃花は当時を懐かしむ。しかし母校の「桃園小学校」は3月に廃校となり、現在解体作業が行われていた。先生のその後を知る人がほとんどいなかったために、貴乃花は小学6年の時に一度だけ訪ねた阿佐ヶ谷の家へ向かうが、表札は違う名前。手がかりゼロの中でも諦めずに探していく。

また、山里は小学5年生・6年生の担任・西丸鏡子先生に結婚報告をしたいと意気込む。誰の言うことも聞かない、授業を妨害する問題児だった山里だが、厳しい指導で生徒に恐れらていた学年主任の西丸先生が優しく接してくれたおかげで更生できたという。山里が千葉県千葉市にある母校の「さつきが丘東小学校」へ赴くと、30年前の昔の職員の記録は残っていない。卒業アルバムを見ていると、山里が書いていた「先生の自宅訪問話」の中に“ラビットクリーニング”の2階に住んでいるという手がかりが。しかも捜索中に訪ねた寿司屋の店主が先生の娘と同級生だと判明。先生が昔住んでいた家の呼鈴を鳴らすが誰も出て来ない。山里は恩師に会うことができるのか。

伊藤隆行プロデューサー コメント

“全国の先生、がんばってください!”
この企画は3年前に作りました。私の長男(当時4年生)の小学校が学級崩壊を起こし緊急保護者会に呼ばれた時のこと。「生徒たちが先生の話を無視する」「授業中に勝手に出ていく生徒がいる」というのだ。当時57歳、もう少しで定年を迎える優しそうな女性教諭は涙をこらえながら訴えた。「私にはどうすることもできません。ご両親の皆様……いつでも授業を観に来てください。親の目があれば子供は緊張するので……」帰り道、私はこう思ったのです。“先生……しっかりしてよ!” 先生に責任を押し付ける気はない。しかしながら自分の子供を託している学校、先生や仲間とのすばらしい出会いを親として期待していた。昨今、教育現場では日本社会の変化と共に先生が生徒に対して“できること”が大きく制限されている。人としてどんなに許せないことがあっても生徒を罵倒する、手を挙げるなんて絶対にあってはならない……と。そんな先生たちを気の毒に感じることもあった。そしてふと自分の小学校4年生時代に出会った先生を思い出したのです。「山本先生……元気かな……」子供の頃の私に“嘘はダメだ”“善人ぶるのはカッコ悪い”“勇気を出してありのままやりなさい”と教えてくれた先生だった。「あれ? 今……元気かな?」記憶に残る先生。大人になった今だから、心の底から尊敬し“恩師”と呼べる。そんな先生に、会ってお礼が言いたい。今、テレビができることはないか?
「先生、、、生きてますか?」は日本全国の“今がんばっている先生たち”を応援する番組です。
是非とも親子でご覧いただければ幸いです。