――エメラルドチームについては、どんな印象ですか?

西銘:定本君は2.5次元で舞台慣れしているので、安定感があって、未知数なんですよ。

飯島:武器は1番多いかもしれないよね。長田君くんとか、トリッキーな武器が多いチームだなと思います。

西銘:多方面で攻めてくるチーム! どう着地するのか、自分たちでも予想できないので、わくわくは大きいです。同事務所のメンバーで、ふだんから一緒にイベントもやっているので、その分話し合いができると思います。

飯島:なんでも言えるよね。この2年くらいで中身も知っているので、「こいつ、こうきたか」「俺らはこうだよね」と、話し合いができると思います。

西銘:役者はみんなそうだと思うんですけど、同じ役をやるにあたって、同じものを出したくない。だから、その分おもしろくなりそうです。戦いとかじゃなくて、3チーム違うものを見せてみんなで盛り上げていきたいです。

――違いを見るのが楽しいから、何回も観たくなりそうですね。

西銘:劇中でもアドリブシーンがあって、そこにチームの個性が出ると思うので、楽しみにしてもらいたいですね。

飯島:毎公演日替わりゲストもいるし、まったく同じ日はないと思います。

――青山表参道Xが発足して2年弱、中でもお二人は特に仲が良いという噂を伺っているんですが…

飯島:ビジネスです(笑)。

西銘:やめて!(笑) 違いますよ!

飯島:(笑) 僕がデビューした頃から一緒になることが多くて、劇団ができる前から考えると、1番一緒にいる時間が多いのかも。

――初対面のときの印象は覚えてますか?

西銘:真面目!

飯島:僕も、最初は「真面目で純粋な子だな」と思いました。

西銘:今は真面目じゃないと思われるかもしれないから!(笑)

飯島:俺は今も真面目だよ!

西銘:最初は互いに同じ事務所のメンバーとしてちゃんと接しなきゃという気持ちが強かったけど、今ではプライベートでも仲が良いです。普通にカフェとか行くよね。

飯島:行ったっけ? あんまりカフェに行った記憶がない(笑)

西銘:なんで記憶消してんの!?(笑) その分肩の力も抜けて、稽古場が楽しいです。普段の舞台は初対面の方が多いけど、今回は仲が良いところからのスタートなので、最初から引き出しを見せ合える。そこがすごく良いのかなと思います。

――お互いに相談などもされるんですか?

西銘:自分自身でどこがだめかわかっているから、普段はあまり相談しないです。でも、今回はお互いが同じ役だから、相談するかもね。

飯島:それはあるかも。

西銘:さっきも「アドリブ、こう言っていい?」と話していたところなんです。

――同じ役を演じることもあまりないですもんね。

西銘:3人の違いがチームの結果にもなってくるので、どれだけチームで力をつけられるのか、頑張らないとね。

飯島:本当だね、気温も高いし。

西銘:それ、汗の問題でしょ!

飯島:稽古場が暑いと、集中するのも大変だから、夏の永遠のテーマですよ!

――稽古場の冷房を効かせて…

飯島:クールビズしたいです!

西銘:そういうことなの!?(笑)

――全体の中でこの人に注目というのもぜひ教えてください。

西銘:僕は、村上由歩くんがどれだけふざけてくれるかなって。コメディアンな部分があって、ちゃんと作る人なので、アドリブとかよりじゃなく、ちゃんと作ってくれて、僕らがアドリブで返す。塩野君はしっかりとこなしてくるという信頼感がある。松本健太くんはまだお芝居見たことがないので、どういうお芝居するんだろう? というのが、わくわくでもある。そこをみんなでかみくだいていけたら最高かな。

飯島:僕は立花さんが楽しみですね。

西銘:僕も楽しみ!

飯島:普段からまっすぐな男なんですよ。だから面白くもあるし、つまんなくもあって、真ん中はあまりない(笑)。真面目すぎて面白い、みたいなところがすごくあるので、劇をかき乱してくれるんじゃないかなと、楽しみです。

■飯島寛騎
1996年、北海道出身。「第28回ジュノンスーパーボーイコンテスト」グランプリを受賞し、翌年『仮面ライダーエグゼイド』の宝生永夢/仮面ライダーエグゼイド役に抜擢される。2017年11月に男性エンターテイメント集団「男劇団青山表参道X」の一員となり、旗揚げ公演の『SHIROTORA~beyond the time~』で主演をつとめる。主な出演作に映画『愛唄 -約束のナクヒト-』『PRINCEOF LEGEND』(19)、webドラマ『御曹司ボーイズ』(19)、主演舞台『ちょっと今から仕事やめてくる』(19)などがある。

■西銘駿
1998年2月20日生まれ。沖縄出身。身長173センチ。2014年、第27回JUNONスーパーボーイコンテストでグランプリを受賞。2015年に『仮面ライダーゴースト』の主役に抜擢され、以降は舞台・ドラマ・映画で活躍。2017年、オスカープロモーションの俳優で結成された「男劇団 青山表参道X」のメンバーとなった。主な出演に映画『走れ!T校バスケット部』(18)、主演ドラマ『理系が恋に落ちたので証明してみた。』(18)、主演舞台『おおきく振りかぶって』(18)、『ダンガンロンパ3』(19) 今秋、公開の映画『ダウト-嘘つきオトコは誰?-』に出演。