ニッポン放送の開局65周年記念特番『ニッポン放送開局記念日スペシャル 「おかげさまで65周年 “あなたとROCK&GO!”」』が、開局記念日当日の15日(5:00~21:50)に生放送された。

  • ニッポン放送グッズ展の様子 -ニッポン放送提供

9時台にはお笑い芸人・萩本欽一が、ニッポン放送『欽ちゃんのドンといってみよう!』(1972年~1979年)から大人気テレビ番組「欽ドン」につながったエピソードを披露。10時台のゲストには、落語家・笑福亭鶴光が登場し、『笑福亭鶴光のオールナイトニッポン』の話題などを語った。さらには、『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(毎週月曜~金曜 11:30~)のパーソナリティ・高田文夫も生登場した。

13時台は『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』を特集。1975年に初代パーソナリティを務めた萩本欽一の当時の音源や、2011年にパーソナリティを務めた音楽デュオ・ゆずの有楽町駅前での生演奏の模様がオンエアされた。

また、2006年、2014年にパーソナリティを務めた上戸彩は「本当に私がみなさんから元気とパワーをもらう24時間でした」と振り返り、「ラジオ・チャリティ・ミュージックソンがこれからもずーっと続いていきますように」と語った。

15時台には、松任谷由実がゲスト生出演。「オールナイトニッポン」を1988年4月から1999年3月まで11年間担当し、女性パーソナリティの最長記録を持つ松任谷が、ラジオから生まれた名曲「瞳を閉じて」が誕生した経緯などについて語ったほか、過去に放送された『松任谷由実のオールナイトニッポン』のダイジェスト版が放送された。

17時台は、2016年から4年連続で新春の長時間特番を担当したお笑いコンビ・三四郎が登場。長時間番組の秘けつを聞かれると、小宮浩信は「抜くところは抜く。そうしないともたない(笑)」と語り、「10年後も新春特番を担当でしたい」と意気込んだ。

19時台には、ジャニー喜多川さんに哀悼の意を表して、ジャニーズ特集を放送。ニッポン放送の初ジャニーズ番組『ジャニーズ・ジャンプ』最終回(昭和42年11月)の音源が放送され、リスナーからは光GENJI、中居正広、Kinki Kids、V6、Kis-My-Ft2などさまざまなジャニーズのパーソナリティが担当した番組の思い出が続々と寄せられた。

20時台には火曜の「オールナイトニッポン0(ZERO)」を担当するCreepy Nutsが登場。DJ松永は「ラジオってリスナーに寄り添わなきゃいけないのに、(パーソナリティの)ラインナップがちょっとスターすぎてリスナーがビビっちゃってるから。実際、ニッポン放送のイベントに駆り出されまくってる、スケジュールがすぐ抑えられる俺らみたいな便利屋が、1週間に1回いないとダメなんすよ」と熱弁した。

最後のゲストとして、水曜の「オールナイトニッポン0(ZERO)」を担当するテレビ東京プロデューサーの佐久間宣行が登場。リスナーからいつの間にか「船長」と呼ばれるようになり、酔っぱらったリスナーから駅で「船長!」と抱き着かれたことなど、パーソナリティとリスナーの距離の近さに驚いたエピソードを披露した。そして、テレビとラジオの魅力について問われると、それぞれの特性について「テレビが面白いと人気が出る。ラジオが面白いと好きになる」と語った。

また15日には、ニッポン放送地下2階のイマジンスタジオにて、ニッポン放送グッズ展が開催された。このグッズ展では、ニッポン放送の過去のタイムテーブルやノベルティグッズ、放送機材が展示され、1000人を超えるリスナーが来場した。