フジテレビ系特番『目撃!超逆転スクープ4 娘を救え!命をかけた母の闘い 愛と涙の生還SP』が、きょう13日(21:00~23:10)に放送される。

世界・日本で起きた衝撃の大事件、大事故で実際にあった逆転ストーリーを、再現ドラマと迫力のプロジェクションマッピングで描く同番組だが、今回も胸を締め付けられるストーリーと最新技術によるリアルな描写で、思わずのめり込んで見てしまう。

  • (左から)出川哲朗、矢部浩之、小島瑠璃子=フジテレビ提供

今回まず登場するのは、アメリカで起きた母娘の奇跡の再会ミステリー。1997年、米・フィラデルフィアに住む妻・ルースと夫・ペドロの夫婦に、デリマールという女の子が生まれたが、そのわずか10日後、ルースの自宅で火災が発生。2階の寝室が全焼し、ベビーベッドで寝ていたデリマールが焼死するという悲劇が起きてしまう。しかし、誰もが悲しみにくれる中、ルースだけが「娘は誘拐された」と主張。警察の協力も得られず過ぎていく年月、深まる夫婦の溝…。はたしてルースは娘を見つけることができるのか。

もう1つは、ケ二アで起きたショッピングモール襲撃事件での親子の奇跡の生還劇。2013年アフリカ・ケニアのショッピングモールが、銃で武装した集団に突然襲撃される事件が発生。偶然、現場に居合わせたアメリカ人のウォルトン一家は、5人の子供とモールに来ていたが、母・キャサリンは銃声を聞いてすぐさま逃げようとするものの、息子2人が離れたスーパーにおり、1番下の子どもはなんと1歳。さらに父親は出張で不在…。絶体絶命のピンチに彼女がとった行動とは。

  • デリマール(左)と母・ルース

  • ナイロビ・ショッピングモール襲撃事件からの脱出

これをスタジオの最前線で体感するのは、おなじみとなったナインティナインの矢部浩之、出川哲朗、小島瑠璃子の3人。今回はいずれも、娘の救出に命をかけた母の闘いが描かれ、以前の収録でも「家に帰ったら子供抱きしめようと思う」と話していた2児の父である矢部は、VTRを見て「これは…」と絶句する。

そして、子供はいないが、自分に娘がいることを妄想して怒れるという特殊能力を持つ出川は、今回も激しく感情移入。さらに、前回小島が経験した、プロジェクションマッピングの中に入るという体験もすることになる。

これまで物理的な痛さや熱さで、笑いのために多くの試練を受けてきた出川だが、バーチャルな仕掛けにもかかわらず「うわうわうわうわ」「えっ!?」「最悪…」「地獄じゃん…」「うわー!怖いわ!!」と、次々にリアクション。外から見ている小島ですら、思わず悲鳴を上げてしまうほどのリアルさで、それが画面越しに見る視聴者にも伝わってくる。

  • プロジェクションマッピングの中に入る出川(右)

  • 火災を再現

このプロジェクションマッピングは、放送を重ねるごとにパワーアップしており、今回の火事を再現したものは、ストーブからの引火や延焼の様子まで、そこの熱さまで伝わってきそうなほどリアル。真っ先に悲鳴を上げそうな小島が、口を抑えてずっと黙ってしまう状況が、余計に恐怖を物語っている。

この手の番組で、レギュラーメンバーを3人固定して、ゲストを呼ばないというのは珍しい。だが、子供を持つ親の気持ちを代弁する矢部、喜怒哀楽激しくリアクションする出川、涙があふれ出てくる小島と、三者三様でそれぞれの役割を果たしてくれるので、視聴者もそのシーンそのシーンで誰かに共感できるだろう。

(C)フジテレビ