2016年、日本女子オープンで史上初のアマチュアによるメジャー制覇を成し遂げ、プロゴルファーへと転向した畑岡奈紗(当時17歳)。2018年にはウォルマートNWアーカンソー選手権で米ツアー初優勝、同年2勝目、2019年3月には3勝目を挙げて世界ランキングのトップ5にランクインした。今季の目標に「米ツアーのメジャー制覇」を掲げ、前半戦を終えた彼女に話を聞いた。

  • 畑岡奈紗

――昨年と比べて、アメリカでのツアー生活で変わったことはありますか?

(3年目なので)コースもだいぶ分かってきて、思い切って月曜日を休日にしています。試合が毎週続いてもしっかり気持ちを切り替え、次の試合に臨めるようになってきたかなと思っています。

――休みの日に必ず食べるものや、気をつけている食材などありますか。

必ず食べるものはないのですが、しっかり野菜や果物を摂ってビタミン補給をするように心がけています。ヨーグルトはあまり得意ではなかったのですが、蜂蜜をかけたり、フルーツと混ぜて食べるようにしています。毎食、食べることが出来たらいいのですが、タイミング的にちょっと難しく、朝に食べることが多いですね。

――去年に引き続き、母親の博美さんがツアーに帯同されています。食事の面でサポートしてくれることはどう感じていますか。

食材が揃いにくい中でも日本の食事に近いものを作ってくれるので、すごくありがたいです。

――ちなみに、一番リクエストする料理は何でしょうか?

魚介類がたくさん入ったシーフードのトマトスープです。トマトジュースだけだとなかなか受け付けないのですが、魚介類からいろいろ栄養も摂れるのですごく好きです。

――今シーズンの前半戦がほぼ終わりました。100点満点で採点すると何点でしょう。

60点くらいですかね。メジャーに照準を合わせることがなかなか難しいと感じています。メジャーの前週に優勝するなど、メジャー大会の前に良い成績を残せているのですが、継続して調子を維持することが難しいです。

――全米女子オープン初日の調子はどうでしたか。

そんなに悪くないかなと思っていたんですけど、練習でやっていることが試合でうまく生かせなかったですね。普段しないようなミスが出てしまって、そのせいでパッティングのリズムが崩れていったということが多かったです。

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――畑岡選手は「うまくいかないな」と思った時、どういうふうに気持ちを切り替えるのでしょうか。

なかなかうまくいかなくても、次のホールにそれを持ち込さないように、1ホール1ホ ールで良くても悪くても区切りをつけるように意識はしています。

――次のメジャー戦は昨年16位タイだった『エビアン・チャンピオンシップ』です。

コースはアップダウンがあって難しい印象なので、もっと下(の順位)で戦っているイメージがありました。(開催日が9月から)7月に戻ったことで暑いかなと想像しています。

――難しいコースとおっしゃいましたが、そのためにはどういう技術が必要になってきますか。

コースが難しくなればなるほど、コースマネジメントが必要なのかなと思います。メジャーのセッティングだと、ピンの位置が難しかったり、ラフが長かったりするので、コースセッティングの罠に嵌らないことが大事ですね。

――畑岡選手はどちらかというとアップダウンのあるコースは苦手ではないですよね?

ただアップダウンがあるだけだったら良いのですが、エビアンは横への傾斜があります。フェアウェイの真ん中に落とすと右のラフに入ってしまうようなホールもたくさんありますし、地面も硬い。より細かくターゲットを決める必要があると思います。難しいですが、やりがいはありますので、トップ10を目指したいですね。


WOWOWでは、彼女が挑むメジャー第4戦「エビアン・チャンピオンシップ」の模様を連日生中継で放送。第1日目となる7月25日(木)は<前半 18:00~>と<後半 22:30~>をそれぞれWOWOWプライムにて無料放送で生中継する。また、それに先駆けて、7月21日(日曜 15:00~)には彼女の強さに迫ったドキュメンタリー番組『プロゴルファー 畑岡奈紗 20歳 ~母と歩む、世界一への道~』をWOWOWプライムにて放送する。