京福電気鉄道はこの春に修復が完了し、特別公開されている仁和寺観音堂の仏像や障壁画の画像を車内外に装飾した「嵐電・観音電車」を11月24日までの期間限定で運行する。また、8月11~15日に嵐山本線で「嵐電妖怪電車」も運行される。

  • 「嵐電・観音電車」イメージ

「嵐電・観音電車」は嵐電モボ621形622号車(1両編成)を使用。車体の一部に千手観音菩薩像などの画像をラッピングし、車内は観音障壁画の画像をラッピングしたほか、千手観音菩薩と二十八部衆の像をプリントした木板で吊皮を装飾するなど、仏様のお姿や障壁画のインパクトある画風を垣間見られる演出を行う。

運行期間は仁和寺観音堂特別公開最終日の11月24日まで。嵐山本線・北野線にて、通常ダイヤ内に配車し運行する。なお、観音堂をはじめ仁和寺では、9月30日まで京都市・京都市観光協会「京の夏の旅」、JR西日本「ちょこっと関西歴史たび・仁和寺」にて大きく紹介され、関連イベントなども開催されるという。

  • 「嵐電・観音電車」ヘッドマークイメージ

  • 「嵐電・観音電車」車内イメージ

  • 「嵐電妖怪電車」ロゴ

8月11~15日に運行される「嵐電妖怪電車」は、薄暗い車内に不気味な装飾が施され、数体の妖怪が乗っている電車に、乗客自身も妖怪に扮装して乗り込み、一緒に楽しむ参加型のイベントとなる。13年目の運行を迎えるにあたり、今夏はイベント内容をさらにパワーアップ。運行ダイヤやイベント内容は7月下旬頃に告知予定となっている。