京福電気鉄道は8月11~15日の5日間、嵐山本線で「嵐電妖怪電車」を運行すると発表した。今年で12年目を迎える「嵐電妖怪電車」は、薄暗くした車内に妖怪の画像やオブジェを展示し、乗客自身も妖怪に扮装して乗り込める参加型のイベントだという。

  • 昨年の「嵐電妖怪電車」の様子

「嵐電妖怪電車」は2両編成で1日5便を運行し、乗降は四条大宮駅または嵐山駅のみ(途中駅での乗降不可)となる。乗車には「妖怪電車専用乗車券」(大人220円・こども110円・妖怪50円)が必要で、妖怪運賃は一見して妖怪に見える扮装をした場合の運賃であり、妖怪と認められると「2018嵐電妖怪認定シール」がもらえる。「妖怪電車専用乗車券」は、各出発駅にて各便180枚を発車約40分前から販売する。

また、妖怪に紛争して「嵐電妖怪電車」に乗車した妖怪の人気投票「嵐電・妖怪仮装コンテスト2018」も開催。8月11~15日の16時30分から20時まで、嵐山駅の撮影スポットにて係がエントリー用写真を撮影し、嵐山駅に設置のパネルもしくはフェイスブックに写真を公開して投票が行われる。投票期間は8月11~26日。結果発表は9月上旬を予定しており、1位・嵐電特別賞・百妖箱(妖怪藝術団体)特別賞に選ばれると、妖怪仮装写真が入ったオリジナル妖怪合成加工の記念パネルが進呈される。1位を獲得した人は、次年度のPRモデルにも起用される。

  • 昨年の「嵐電妖怪電車」の様子

その他、嵐山駅はんなり・ほっこりスクエアと四条大宮駅界隈、大将軍商店街(北野白梅町駅周辺)の店舗で「嵐電妖怪電車」運行期間限定の妖怪メニューと妖怪商品を販売し、嵐山駅と四条大宮駅では電車の待合時間に妖怪たちによる散歩も実施される。「京都タカシマヤ屋上アサヒビアガーデン」では「嵐電妖怪電車」のPRのため、妖怪たちが登場するとのこと。嵐山駅に今春オープンしたキャビンスタイルホテル「ファーストキャビン京都嵐山」のラウンジでは、8月11日に人気怪談師が怖い話を披露する「嵐山魍魎(もうりょう)怪談会」が行われる。