俳優の中尾明慶が28日、都内で行われたフジテレビ系月9ドラマ『監察医 朝顔』(7月8日スタート、毎週月曜21:00~ ※初回30分拡大)の舞台あいさつに登場し、撮影現場での苦悩を明かした。

『監察医 朝顔』に出演する中尾明慶

上野樹里演じる新米法医学者・万木朝顔が解剖で、時任三郎演じる父であるベテラン刑事・万木平が捜査で、遺体の謎を解き明かしていく同ドラマ。中尾は、法医学者を縁の下で支える検査技師・高橋良介役で出演する。

会場である映画館の後方から客席の間を通ってキャストが登場したが、中尾は「前に風間(俊介)さんがいて、後ろに森本(慎太郎)がいて、ジャニーズの一員になった気分でテンションが上っております!」と、ご満悦の様子の中尾。

しかし、撮影現場では「(監督が)全然カットをかけてくれないんです。それで『(第1話で話題になる)ジョージ・クルーニーのものまねしてくれ』とか言われて。結構『オーシャンズ』シリーズも見ましたし、高橋の役作りよりもジョージ・クルーニーの役作りしてるほうが長かったんですよ。苦しい撮影の日々を過ごさせていただいてますね」という。

もうすぐ31歳になるという中尾だが、「子供の頃からこのお仕事をしていて、31歳ってすごい大人だと思ってたんですけど、俺ってカットがかからないとか、アドリブの要求とかされるポジションなんだってことに、日々落ち込んで帰ってます」と吐露したが、主演の上野に「どうぞ落ちてください(笑)」と言われてしまった。

上野はその後も、会場の観覧客からの「死ぬまでにしたいけどあまり大きくない夢は?」という質問を受け、「思いつかないんですけど…思いつく? 得意でしょ?」と中尾にムチャぶり。「あ、俺ってカッコいいと思う瞬間は?」という質問が来ると、即座に中尾に振って「いつ切り取られてもカッコいいと思ってる」とイジっていった。

この質問に対し、中尾は「ソファーで奥さん(仲里依紗)が寝ていたので、寝室から気付かれないように毛布を持ってきてそっとかけた瞬間、『今の俺、カッコよくね?』って思いました」とドヤ顔。だが、上野からは心ない「おめでとう」という言葉がかけられた。

  • (前列左から)山口智子、上野樹里、時任三郎、風間俊介 (後列左から)平岩紙、板尾創路、中尾明慶、森本慎太郎