東武鉄道は25日、浅草~とうきょうスカイツリー間の高架下に商業施設と宿泊施設が一体となった複合施設を2020年春に開業すると発表した。

  • 北十間川から望む商業施設(イメージ)

複合施設は墨田区と東京都が整備を進める隅田公園と北十間川の親水テラスに囲まれた鉄道高架下に新設され、店舗ゾーン12区画と、客室27室(ベッド数102)を備えるホステルで構成される。国内外の観光客に暮らすように滞在してほしいとの意味を込めた「Live to Trip」をコンセプトに、新しい下町の魅力が感じられる食事や買い物、体験ができる店舗を誘致するという。

ホステルは都内で2施設の運営実績があるワイズアウルにより運営され、「地域のヒト、モノを巻き込み多様な『コト』を体験してもらう。都会の賢い旅を提案するホステル」をコンセプトに、カフェラウンジやイベントスペースを併設したコミュニティ型ホステルとして営業する。

  • 隅田公園から望む商業施設(イメージ)

  • ホステル外観(イメージ)

  • 隅田川歩道橋(イメージ)

複合施設全体の延床面積は約3,554平方メートルで、一部を除いて鉄骨造平屋建て。浅草~とうきょうスカイツリー間の鉄道橋、隅田川橋梁の下流側に新設する歩道橋(2020年春供用開始予定)と合わせ、浅草と東京スカイツリータウンの間を楽しみながら歩いて回遊できる施設をめざす。