JR西日本米子支社は24日、山陰本線米子~益田間を中心に2012年から運行している「石見神楽列車」のラッピングデザインを8月末頃にリニューアルすると発表した。

  • 「石見神楽列車」の新デザイン

同社と島根県観光振興課では、5月に「神々や鬼たちが躍動する神話の世界 ~石見地域で伝承される神楽~」が日本遺産に認定され、7月から「山陰デスティネーションキャンペーンアフターキャンペーン」も開催されることから、リニューアルした「石見神楽列車」の運行を通じ、石見神楽や石見エリアの魅力を発信していく。

「石見神楽列車」の新デザインは、石見神楽を代表する演目の「大蛇(おろち)」や「塵輪(じんりん)」などを車体前面・側面に配置し、背景は絢爛豪華な衣裳で激しく舞う「石見神楽」の華やかさをイメージしている。今回、新たに演目「恵比須」に登場する事代主命(ことしろぬしのみこと)を内装に配した。

「石見神楽列車」の使用車両はキハ126系1編成(2両編成)。山陰本線米子~益田間を中心に運行される。運行開始は8月末頃を予定しており、具体的な運行開始日および運行ダイヤについては後日発表される。