お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、23日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、麻薬取締法違反の罪に問われたピエール瀧被告が執行猶予付きの有罪判決を受けたことについてコメントした。

松本人志

松本人志

松本は、「僕はわりと複雑なところがあって」と切り出し、「ピエール瀧をそこまで知らない間柄でもないので執行猶予が付いたのは良かったなぁと思う反面、これだけニュースやワイドショーで大騒ぎして、コカインを30年近くにわかってやってた人に執行猶予が付く……ということはそこまで騒ぐようなことじゃないと言われているような気がして。われわれが騒ぎ過ぎましたか、とちょっと思ってしまう」と吐露。

さらに、「今コカインをやっている人とか、コカインに興味がある人がこれを聞いた時に、『あれ? こんな感じか』と思われないか」と軽い罪として印象付けることにならないかを危惧し、「今後芸能人の薬物のニュースが出た時に、マスコミはめちゃくちゃ騒ぐじゃないですか。でも、騒いだわりにはやっぱり『そんな感じか』という罪になってるなと、僕はちょっと思ってしまってて。このぐらいの罪が当たり前でマスコミが騒ぎ過ぎたのか。僕はこの温度差にすごく違和感を感じる」と説明。

また、「あまりこれを言うと、『ピエール瀧をもっと重くせえや』と思われそうですけど」と前置きしつつ、「テレビはいっぱい煽るじゃないですか。いかに薬物が危険か、周りの人を不幸すると言ってるわりには、本当にこの国は薬物を排除しようと思ってるのかな」「次に有名人の薬物のニュースがあっても、そんなに大きく扱うこともないんちゃうかなって思ってしまうよね」と複雑な胸中を明かしていた。